島国の日本の鉄道が、まるっきり縁のないものの一つが、国際列車。
列車に乗ったまま、異国の地へ行くというのは憧れます。
私は、9年前に、
ドイツのベルリン(東駅)からオーストリアのウィーン(西駅)まで夜行列車に乗ったことがありますが、どちらもEU加盟国で往来は自由、しかも同じドイツ語圏なので、国境というものを特に意識することはなかったので、いま一つでした。
やはり、パスポートコントロールがあるような列車というのを経験してみたい、と思っています。
さて、欧州諸国の国際列車は、客車の場合、連結されている車両が各国入り乱れていることが多く、
見た目にも楽しいものです。

画像は2年前に訪れた、トルコはイスタンブールの欧州側で撮影したもの。
かつてここは、オリエント急行が駆け抜けた由緒ある?区間なのですが、近年は、長距離列車は殆ど無く、走るのは近郊電車ばかりになっています。
このうち、国際列車は、ギリシャのテッサロキニと結ぶものが一往復ありましたが、同国の経済危機により休止。
残された唯一の列車が、ルーマニアのブカレストおよびブルガリアのソフィアと結ぶ一往復で、ブルガリアの ディミトロフグラード(Dimitrovgrad)で分割・併結される多層列車となっています。※
約2時間以上遅れてきたところを偶然に撮影したのですが、これが期待に反して4両というミニ列車でした。
それでも構成されている車両はバラバラ。
先頭に立つのは、当然ながらトルコ国鉄(TCDD)のE43000形電気機関車。1987年製の6軸機で東芝が設計、製造は一部が東芝製であるほかは、現地のTÜLOMSAŞ(Türkiye Lokomotif ve Motor Sanayii :トルコ機関車・電動機産業)社が製造しています (
同社への外部リンク(トルコ語))。

機関車の次に連結されている窓回りが臙脂色の客車は、ブルガリア国鉄(БДЖ / BDZ)の車両。

また、3両目に連結されている青い客車は、ルーマニア鉄道(CFR)の車両。

そして、2・4両目は、トルコ国鉄の車両です。
いずれも、欧州共通規格(RIC)にのっとって作られた標準的な形でありますが、作られた年代はそれぞれ随分異なっているように思います・・・東欧諸国には西欧から流れ込んだ客車が多いとも聞きますし。
さて、イスタンブールといえば、先日、念願のボスポラス海峡トンネルが開通しました。画像を撮影した場所は、いずれも近郊電車はトンネルに繋がる新線での運行に切り替えられたようですが、これら長距離列車はどうなったのか気になるところです。
・1・3・4枚目 2011年7月 クムカプ(Kumkapı)
・2枚目 2011年7月 シルケジ(Sirkeci) いずれも トルコ共和国イスタンブール市

・イスタンブール ヨーロッパ側のターミナル シルケジ駅の長距離線ホーム。近郊電車1面2線、長距離列車1面1線(はずれに2線切り欠きであり)で大都市の終点にしては非常に規模が小さいものでした。
※2013年12月20日 修正しました。