秋田中央トランスポート いすゞ KK-NPR71LZ +西工
バスを対象とする趣味もいろいろですが、その中で、マイクロサイズのバス・・・たとえばローザやシビリアンといったあたりに対しては、余程の珍車でもない限り注目されることはないと思います。
その「余程の珍車」にあたるのが、このあたりではないでしょうか。
・秋田中央トランスポート いすゞ KK-NPR71LZ +西工 2010年9月 五城目(秋田県南秋田郡五城目町)
1997年に西工が、いすゞの軽トラック「エルフ」のボトルカーを利用して作った25人乗りの「プレビス」・・・のちに、いすゞが正式に販売車種に加え、「ジャーニーE」となり2001年まで製造されました。とは言っても、全国的に見ても少数派で、販売実績は20台程度といったところでしょう。
トラックのシャーシを流用したバスというのは、国内でもボンネットバスのいすゞTSDなど何例かありますが、近年では珍しいもの。エルフそのままのキャブに方向幕が付いた程度では、本当にバスなのか?と思ってしまうところですね(・・・最も、最近はエルフのライトを流用したバスが、高い電波塔のあたりで走っていますが)。
車体そのものは、西工が架装していたパークウェイと同じタイプですが、出入り口付近の床構造はワンステップとなっています。この頃の西工は、小型低床車を模索しており、同時に三菱パジェロに客室をつけたバスを作っていますね。
この車両は、秋田中央交通の子会社、秋田中央トランスポートの所属で、
撮影当時は五城目町内の循環バスで使われていました。