那覇バス、琉球バス交通 日野KK-HR1JKEE +日野車体
中型バスのノンステップ車も各地への移籍事例が多くなってきました。
このあたりから、事業者間での差が目立たなくなってくるのですが、
その分、個性的な仕様の車両は注目されるように思います。
東急バスが、日野HRの9m級を最初に投入したのは2001年。
かつてデマンドバスとして有名だった、自由が丘駅を起点とする「東急コーチ」を一般路線化する際に、10台が投入されました。この車両、通常の東急バスとは異なる真っ赤な外装、そしてなにより前面を貸切タイプにしたことで注目されました。
このうちの数台が沖縄の2社に移籍しています。
![那覇バス、琉球バス交通 日野KK-HR1JKEE +日野車体_e0030537_10871.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201403/04/37/e0030537_10871.jpg)
・那覇バス 日野KK-HR1JKEE +日野車体 2014年3月 沖縄県那覇市
那覇バスでは2台ほどを見ました。
那覇市内の4番(新川おもろまち線 新川営業所~識名~開南~旭橋~国際通り~おもろまち駅)で使われています。
東急では前面ヘッドライト間の行灯部分に行き先を表示していましたが、那覇バスでは前面フロントガラス内上部に行き先表示を新設しそちらを使っています。
ナンバーは希望ナンバーで、7810と7811になっています。78**なのは、同社のリエッセなどと同じで「ナハ」だから?
![那覇バス、琉球バス交通 日野KK-HR1JKEE +日野車体_e0030537_1165934.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201403/04/37/e0030537_1165934.jpg)
・琉球バス交通 日野KK-HR1JKEE +日野車体 2014年3月 沖縄県名護市
一方、琉球バス交通で見たのはこの1台。名護に配置されて、北部ローカルで使用されています。
改造方法は那覇バスの車両とあまり変わりがありませんが、前面に矩形の系統板をつけているのは、いかにも沖縄の郊外系統らしいところ。また、中扉も生かされているようです。