3年前、茨城県の各事業者に移籍した富士重工架装のワンステップ車についていて取りあげたことがありますが、その後の情勢の変化について取り上げる次第。といっても、今回は関鉄と電鉄だけですが・・・。
3年前の時点で、新京成系の富士重工架装のワンステは入るけど、一向に京成系のクルマは入ってこない・・・と書いた関東鉄道ですが、その後、何台かが入ってきました。

・関東鉄道 いすゞKC-LV380L +富士7E 2014年3月 取手駅前(茨城県取手市)
KC-LVのワンステはL尺が2台、N尺が1台、関鉄に入りました。
最も、京成の
KC-LV+富士のワンステは、L尺が12台、N尺が11台という勢力でしたが・・・それを思うと、随分と全国に散らばったなあ・・・とは思います。サッシの色がブロンズ色なのに対し、窓回りが白く塗られているので、明るい感じがします。

・関東鉄道 いすゞKL-LV380L1 +富士新7E 2014年3月 取手駅前(茨城県取手市)
そして、新7E架装のKL-LVも移籍してきました。リーフサスでワンステの2001年に製造された車両です。
京成でも3台だけの勢力でしたが、関鉄にはこのうちの2台が確認されています。
残り1台はどうなるのでしょう。
こちらは、窓回りが黒塗り・・・このあたり、特に基準がない事業者は多いですね。

・関鉄パープルバス いすゞKC-LR333J +富士8E 2014年2月 つくばセンター(茨城県つくば市)
中型のLRワンステップも関鉄入りしました。
ただし、こちらは今のところ分離子会社側だけに配置されているようです。
これまた京成全体で11台の勢力でしたが、側面の行き先表示の位置からして、落成当初は千葉県内に配置されていた車両だと思います。
一方、県北の電鉄ですが、まずは3年前のときに既に入っていたものの撮影できなかったの車両から。

・日立電鉄交通サービス いすゞKC-LV380L +富士7E 2012年7月 茨城県日立市
もと横浜市交通局の車両です。全部で21台が導入されたこのタイプも、あちこちへ散りましたが、電鉄に来たのは2台。
近い時期に入ったもと東武の車両とは、差が一瞬ではわかりにくいですね。

・日立電鉄交通サービス いすゞKC-LV380L +富士7E 2014年3月 茨城県日立市
そして、暫く間をおいて今年、ここにも、もと京成電鉄の車両が配置されました。
もとは市川営業所所属で1台のみの模様。
これにより、電鉄には、KC-LV***L+逆T字窓のワンステを導入した各社(京成、東武、相鉄、横浜市)から移籍車が揃ったことになります。

・日立電鉄交通サービス いすゞKC-LR333J +富士8E 2014年月 茨城県日立市
時をほぼ同じくして、もと京成は中型のLRも入っています。
こちらは前扉直後に行き先表示がある、もとは都内配置の車両です。
これで、京成のLV380L+富士7Eワンステと、LR333J+富士8Eは、茨城県内の3大事業者グループいずれにも移籍したことになりますね。以前も発生したことがありますが、ひさしぶりのことであります。