熊本電気鉄道 いすゞU-LR332J +西工58MC
西工の路線バスは、日デP-RB系~U-JM系など日デを除くと、圧倒的に大型車が多く、中型車は比較的限られた存在でした。P-以降は大型と同じく58MCを架装するわけですが、ごく一部の事業者を除きどこでもあまり目立たたない存在となっています。
・熊本電気鉄道 いすゞU-LR332J +西工58MC 2010年8月 山鹿温泉(熊本県山鹿市)
熊本県内では58MC架装の中型は3っつの事業者での採用例があります。
うち熊本電鉄に在籍するのはこのタイプのいすゞLRが2台のみ。自社発注ではなく、もとは神戸市交通局の車両です。
リーフサスのワンステップという特徴ある仕様で、左側面のWB間が下に延びている点に目が行きます。
中扉がワイドドアというのは、当時前後引戸が主流だった神戸市営では異端であり、また全国的に見ても中型への装備例は珍しいものでした。全般的に、西鉄の影響を強く感じるもので、西工のセールスの結果なのでしょう・・・最も、神戸市でこの仕様は増えませんでしたが。