川重→IK→IBUSのバスは、モデルチェンジの前後で新旧ボディーが混在する例あるいは両方の中間的な車体を架装する例がいくつか存在しています。
今回は、そんな例の一つを名古屋市営バスから取り上げたいと思いますです。

・名古屋市交通局 いすゞP-LV314K +川重 1993年8月 栄(名古屋市中区)
キュービックボディーは、排ガス規制が変わる度に車体のマイナーチェンジが実施されています。
昭和58年排ガス規制適合のP-LVは、リベットのあるボディーで、フェンダーは真円を描き板金製。
窓柱も細く、リアの窓ガラスは、その直下のフラッシャー周辺とともに、外板よりも凹んだ位置に撮りつけられています。
従って、上の画像の車両は、P-LVであることがわかります。
これが、平成元年排ガス規制適合のU-LVになると、リベットレスのパネルを継ぎ合せた外板となり、
フェンダーは頂点が水平方向に潰れたゴム製になります。
また、窓柱は若干太くなり黒塗りもしくはガーニッシュつきに、リアの窓ガラスは外板とツライチになりました。

・名古屋市交通局 いすゞP-LV314M +IK 1999年4月 金山駅(名古屋市中区)
その仕様差に従えば、こちらの画像の車両は平成元年規制適合・・・なるわけですが、
この車両は、昭和58年規制適合のP-LV314Mだったのです。
名古屋市交通局には、1989年頃に、このタイプの車両がまとまって導入されていました。理由は不明。
P-LVとU-LVの差は、リアの給水口の位置にも表れますが、この車両は、P-LVのセオリー通りに窓の直下にあったようです。
名古屋市交通局の車両として見た場合、
上の画像の車両は、当時標準であった短尺(軸距4.67m)で、側面方向幕は前扉の直後に小形のものがついています。同局は1987年?に各メーカーとも中間尺サイズに仕様が変更となり、いすゞは軸距5.2m車となります。そして1988年には、その後しばらく名古屋市交の特徴でもある3扉車になります。
そのような変化もこの2台の間に見て取れますね。