岡山の宇野自動車は、独自仕様(アクが強いともいう)のエアロスターを走らせていることで知られています。
低床化義務づけの頃から車両に対する考えが変わったようですが、かつては、車齢8年程度で置き換えており、多くは中国・四国地方の事業者へと移籍していました。
その中でも、多くの車両を受け入れていたのが愛媛県東部の今治や新居浜に路線を持つ、瀬戸内運輸(せとうちバス)です。

・瀬戸内運輸 三菱K-MP118M +三菱 1993年8月 愛媛県新居浜市
画像はいわゆるブルドック。 新居浜駅の近くで撮影したものです。
宇野の最大の特徴である、前頭部中央のマーカーランプは外されていますが、その他は
特にこれといった改造も受けていないようです。
ここでもそう長いことは使われず、3年後に再度、新居浜駅に降り立つとやってきたのは、やはり宇野からきたエアロスターMばかりでした。通算でも15年未満で廃車になったわけで、現在なら第2の移籍先が見つかってもおかしくない感じですね。
最も、これらを追い出したエアロスターMもすぐに消えてしまい、あとは中型の自社発注そして幾つかの移籍車という形になりました。現在、せとうちバスには大型車の一般路線車は在籍していないそうです。
全くの余談ですが、バスの「よだれかけ」は、高知県は南国市のレジャーランド「巨峰園」のプールに関するもの・・・貸切事業者の「巨峰ライン」と言えば、解る方もいらっしゃるかと思います。

・新居浜市内の山根バス停にて。この日の目的は、住友別子専用鉄道の廃線跡歩きでした。