鹿児島交通の塗装は、現在は白地に椰子の樹が書かれたものであるのは周知のとおり。
おかげで、マニアの間では「やしのき」と通称されることもしばしばです。
しかし、かつては、そんな南国イメージとは全く無縁な茶色系の塗装でした。
以前、
中距離路線用の例をあげましたが、今回はよりメジャーだったものを取り上げます。

・鹿児島交通 日野P-HU235BA +日野車体 1999年8月 鹿児島県鹿児島市
日野ブルーリボンの例です。色の組み合わせは、大昔のはとバスと同じで、その影響をうけたものとも言われます。したがって、かなり昔に誕生したもので、角ばった車体のブルーリボンに塗ると、より時代がかった印象を与えていたとも思います。
車両そのものは、エアサスでワイドドアにメトロ窓、車内はハイバックシートがズラーっと並んだ、P-~KC-の鹿児島交通自社発注車では標準的な仕様です・・・・当時は、こんな高級志向のクルマばかりでした。
後に、現在と同じ白地に椰子の外装となって使われていました。