1990年代、東武鉄道はバス路線を朝日自動車など既存子会社への委譲を、強力に推し進めました。
この種の委譲では車両もくっついていくことが多いのですが、東武の場合は新車が中心。
移管車両は中型車はそれなりの数が存在し長く使われましたが、大型車は新車を導入するまでのつなぎであることが多く、塗装も東武時代のままで終わったものが大半です。
群馬の関越交通も、移管時に多数の新車を導入しましたが、それが一段落した1999年に大型車が何台か東武から移籍し、沼田営業所に配置されていました。




・関越交通 日野P-HT235BA +日野車体 1999年7月 群馬県沼田市
車種はいずれも、日野ブルーリボンですが、扉配置は東武で標準的な前後折戸のものと、
大宮周辺で使われていた3扉車の双方が存在していました。
関越は前後扉が基本なので、3扉車は中扉を締切り、側面方向幕は後扉側のものだけにセットしていました。
ナンバーは群馬22か3286~3289と連番で、3288と3289が3扉車でした。なお上の画像はその順番で並んでいます。
関越カラーに塗りなおされていますが、
オリジナルと比べると、屋根部分のオレンジ色が省略されている分、あっさりしている印象になるかもしれません。
そんなには長く使われず、2004年頃には廃車になっていたと思います。