
本日の特別運転をもって、西武3000系の運用が終了したようです。なんだか最後の運転があるんだよなあ、とは思っていたものの、特に気にもとめておらず、きがつけば・・・・という感じです。

というように、沿線に住んでいながらも、西武3000系というのは、自分の中では存在感が希薄で、終始微妙な感があったのは確かです。
西武3000系が作られたのは1983~1987年。その投入計画を知ったのは、駅に置かれていた西武ニュースか何かが情報源だったと思います。お隣の東武東上線に有楽町線対応の9000系が登場した直後でもあり、「ついに西武も地下鉄直通車か!」と勝手に想像したのでした。
しかし、現実に出てきたのは、新101系の車体がちょっと変わっただけで、「なんだよこれ・・・」という状態。
それでも、前面に車番がつき、側面に方向幕がついた点には、「ほかの私鉄電車に近くなったんだあ」と感じました・・・最も、電動の方向幕になったことで、従来の電車には運転台上についていた方向幕の対照表が見られなくなったのが残念だったのですが。

西武3000系というと、登場した背景から池袋線の電車・・・それも基本的には普通電車のイメージが強いものでした。後に新宿線に一部が転属したときは、「2000系があるのに」と違和感がありましたね。もっとも、最後は国分寺線に編成短縮の上で転出したりもしたわけですが。

そんな車輛ではありますが、来ればシャッターは押していたので、それなりには撮影記録が残っていました。ライオンズや銀河鉄道999の特別外装になった編成もありますが、あくまで「ついで」なのであんまり気合いを入れては撮ってないですね(苦笑)。



いずれにしても、西武といえば、かつては「20m級3扉車」でしたから、ひとつの節目ですね。また、登場したときを明確に記憶している車両が、消滅することについても同様に時間の流れを感じるものです。

はじまりとおわり、2つの記念乗車券。
デビュー時は旅客車900両突破記念の乗車券でした。
(1枚目) クハ3013 1995年2月 新井薬師前~沼袋
(2枚目) クハ3001 2008年6月 所沢
(3枚目) クハ3010・3012 2008年12月 東長崎
(4枚目) クハ3005 2013年1月 小川
(5枚目) クハ3015 2012年5月 江古田~東長崎
(6枚目) クハ3011 2012年5月 江古田~東長崎
(7枚目) クハ3012 2009年8月 東長崎