貸切タイプの前面を持つ路線ボディのバスを導入する事業者は、特徴的な高速路線や中距離路線を
持っている事例が多いと思います。近畿地方では、神姫バスがその代表格でしょう。
・神姫バス 三菱KC-MP617MT +三菱 2008年7月 兵庫県加古川市
神姫バスでは、このタイプのエアロスターを1991~1996年に33台導入し、神戸と西脇を結ぶ高速路線などに投入しました。
長尺・トップドアになることが多いこの種の車両としては、中間尺で前後引戸である点が少々珍しいところです。これは、同社路線車の標準仕様であること、もともと貸切タイプに扉を増設して転用した車両を使用していたからなのでしょう。
その他は、窓はメトロ窓、車内はハイバックシート、エンジンはターボ付き
(KC-のみ)(※2015.1.14 訂正)と、この手の車両らしい仕様となっています。
後に高速路線には、通常の貸切・高速系の車両が入り、他に転用。
現在は、既に全車廃車になっているようです。