大分バスの西工から2題ほど。
いずれも同社の主力、日野への架装例です。

・大分バス 日野K-RC381 +西工53MC 1999年8月 大分駅前
同社は大分市内等で使用する大型車の扉配置を、前中折戸で導入していました。
が、K-末期からP-の初期にかけて、一時期的に前後折戸が標準となっています。
同社の53MCの中では、最終グループにあたる車両で、方向幕は大型化・前扉は通しガラスとなっています。
デンソーの冷房ユニットが、最後部屋上に搭載されているのは、この時期の日野大型の特徴ですね。
53MCとしては窓配置がすっきりしているのですが、その分、実際よりも短めに感じるところです。
余談ですが、大分バスで53MCを見たのは、これっきりでした。

・大分バス 日野P-HT225AA +西工58MC 2000年8月 大分駅前
一方、こちらはP-HTの58MC架装車。
全般的な仕様は、上のRCと変わりませんが、軸距は5.2mに延びています。
なお、この系列を大分バスは大分市内用に車体3メーカそれぞれを架装しているのですが、
富士5E架装車は軸距4.8m、日野車体は両方とそれぞれ異なっていました。