※神奈川電鉄はフィクションです。

先月に続いて、今月も3両が・・・と書きたかったのですが、完成したのはこれだけでした。
・・・残り2両のうち、片方の塗装に失敗して、薄め液に池ポチャ。やり直しとなりました。夏までには完成させます・・・と、年度末に景気の悪い話はこの程度にしまして、画像の車両のことを少々。
神奈電モワ2191。見てわかるように、新潟交通モワ51の同型車。もとは大山線の前身、大山電気軌道の発注車・・・という想定です。
種車は、既に話題にしてきたように鉄コレ第1弾。やっと調理できました。
これが発売された頃は、デワもモハも適当な私鉄の色に塗ってみるなど、改造作例の百花繚乱という状況に、鉄道模型にNゲージローカル私鉄のフロンティア出現!と思ったものの、約10年経過して、随分と昔の話になってしまったようにも感じます。
一方、ローカル電鉄の車両でも人気のある新潟モワ。架空の私鉄にも登場させたくなりますが、この種の小型ボギーの貨電というのは標準軌の私鉄(山陽電鉄、西鉄大牟田など)か軌道あがりの電鉄(名鉄など)にはよく見られるものの、サブロクの電鉄となると、登場背景の説明はつけにくい面があります。ここでは、急勾配区間を抱え、終点(大山下駅)で機回しができない大山線用に作られた車両・・・ということで、乗り切ろうと思っています。
カラ竹割にして車体幅を縮め、配管を取り付けたのは
1月の記事で書いた通り。
製品は幅広でイメージを崩していましたが、これでだいぶプロトタイプに近づいたと感じます。
パンタグラフはトミックスのPS16。床下は側面を削って車体内側の幅に合わせています。
台車は鉄コレ用ではなく、グリーンマックスの日車D型にしました。
そして荷物室には保護棒。これはタヴァサのパーツ(PN413A)を用い、伊豆急のオーシャングリーンを塗っています。
さて、新潟交通の実例に合わせれば、ワム90000やワラ1を数両牽かせるのがいいのでしょうけれど、神奈電の設定は1980年代後半。秦野線の主力だった、たばこの輸送も既に無く・・・・ということで、やはり、工事列車がよいのでしょう。

ということで、買ったまま10年以上箱に入ったままだった、トミックスのホキ800を引っ張りだしてきました。わりといい雰囲気です
(余談:このホキ800、最初は運転席をくっつけてクホ+サホにしたかった・・)。
とはいえ、モワには動力が入ってません。いまどき鉄コレ12m級動力というのも、なかなか手に入りません。
別の動力車を編成の反対側に置いてプッシュプルにしよう・・・ということで、

はい、これを買ってきました。まさかNゲージで普通の凸型4軸電機が、プラキット・動力付きで発売される日が来るとは!
動力の構造を見ると、Nゲージ版のパワトラという感じもしますね。神奈電の凸型電機は4両作成しましたが、ある意味電車より気合いが入っていたので、これも手すりを植えたりしていこうと思っています。
さて、継続製作中のものは、現在、こんな状況です。

旧作は明かり窓部分の窓柱が構造的に弱いという問題を抱えていたので、ここは思い切って全部切り取ってしまい、窓柱を塗装した透明プラ板を嵌めこむ方法をとろうと思っています。
客用扉を旧国のプレスドアにしたのは、旧作と同じ。そして、前面は、ジャンク箱に転がっていた、鉄コレ第一弾の日鉄自の貫通側をベースにしています。例によって曲率を一定にするための方策で、窓も貫通路もプラ片とヤスリで切った貼ったを繰り返しており、原型は留めていません。
これは、まだまだ時間がかかりそうです。