関西にあって、関東にないもの・・・バスで言えば中規模都市の公営交通があげられるとおもいます
(もっとも、川崎市バスが成立した頃は、いまよりずっと小さい規模の都市だったわけですが)。
そんな関西の公営交通も、このところ消滅が相次いでいますが、姫路、明石に続いて、来年3月には尼崎の市営バスが消えることが決定しています。車両マニアの視点では、隣の伊丹のほうが移籍車を導入したことがあるなど、危なっかしい印象があったのですが、実態は逆だったのですね。

・尼崎市交通局 いすゞP-LV214K +西工58MC 1999年4月 阪神尼崎

・尼崎市交通局 三菱KC-MP617K +西工58MC 1999年4月 阪神尼崎
さて、これら関西公営交通ですが、西工58MCの採用例が多かったように感じます。
個人的には、あまり撮影しておらず、尼崎市営の場合は、こんなやる気の無い写真を阪神尼崎駅前で撮影した程度。P-のいすゞとKC-の三菱です。尼崎も年度で採用する車種が異なっていたのは、競争入札だったゆえでしょうか?メーカーに関わらず大型車は58MCだった中で、日野だけは日野車体だったのも、少々不思議な点でありました。
関西では珍しい前乗り後ろ降り料金先払いを採用していたため、方向幕が前扉直後に設置されているのは58MCでは、例が少ないですね。エアサスの採用は早かったのに、最後まで銀サッシの2段窓であった点も、尼崎市交の特徴でした。