新潟県の上越地方には、化学工場あるいはセメント工場等が各種存在しています。
鉄道の引込線も多数存在し、私有貨車を使った車扱貨物が遅くまで存在していました。
信越本線の二本木駅はスイッチバック式の駅構内で知られますが、
ここには日本曹達の主力工場である二本木工場が存在します。
2007年に貨物取扱が廃止されましたが、引込線は日本通運のスイッチャーが入替を行っていました。

撮影していたのは、日立製の4軸35t機。1エンジンタイプです。
専用線ではあちこちで見られたタイプですが、台車の軸距がやたらと短い感じがします。
日通オレンジではなく、青の車体で手すり等が黄色という鮮やかなものになっていました。
尚、苦しいアングルなのは、停車中の普通列車の車内から撮影しているため。

貨車も1枚。
カセイソーダ用のタキ4200形タキ14261。日本曹達の主力車種のひとつでした。
日本曹達といえば、この雪ウサギの社章が特徴ですが、私有貨車でもひときわ印象的なものだったと思います。
・いずれも1999年9月 撮影