※ 神奈川電鉄はフィクションです。

九月の雨は切ないですが、とりあえず4両の電車が完成しました。
今回は愛甲線の大型車2編成4両です。




上の2両がもと西武451系のモハ3015とクハ1016
下の2両がもと西武571系のモハ3019とクハ1020です。
愛甲線は、西武の中古車を入れることで大型化しました。西武が昭和30年代に製造した20m級3扉の吊りかけ電車は、いずれも鉄コレで相次いで製品化されたため「作るのは簡単!」と思っていたのが仇になったのかどうか、
モハ3019+クハ1020は塗装に失敗して8ヶ月、
モハ3015+クハ1016に至っては、実に2年かかってしまいました。
工作の内容は、両方とも三岐鉄道への譲渡車をベースにしたので全く同じ。
屋上のベンチレータを撤去し、屋根と車体は接着してから妻部分の隙間を埋めています。
テールライトは銀河のN063 テールライト 旧型電機・電車 客車用を使用。
ヘッドライトは同じくN057 2灯式シールドビームで塗装後に接着しています。
神奈電入線後、台車はモハが相鉄から譲り受けたTS-108、クハが国鉄から譲り受けたDT21Tに交換したという想定は、先に完成した
もと551系のモハ3017+クハ3018と同じ。
カプラーの柄の長さの関係で、クハはGMのDT21、モハは鉄コレのDT21を使用しています。なおモハ3015には動力を入れました。
そして、冷房は路面電車用のCU-77ですが、友人から譲り受けた在庫が残り4機分の為、数が合いません。
そこで、おゆまる+光硬化パテで複製を行ったのですが、これが例によって例の如く納得する出来ではなく、3015・1016の完成が遅れた原因にもなりました。
以前
中型車に載せたCU-127のときにも感じたのですが、光硬化パテでは複製時に穴が開きやすく、また網目などのような繊細なものは、おゆまるでの型取りは無理がありそうです。
あくまで簡易的な技法ということですね(もちろんCU-77のパーツが販売されれば、一番よいのですが)。

今回も旧作との並びを。
ボロボロなのは置いておくとして、旧作のGMはやはり「デカい」そして「ゴツい」という感想になってしまうのは致し方がないところでしょう。
窓が大きすぎるなどいろいろ言われた製品ですが、これでも発売当時は非常に嬉しかったのを思い出します。451系の前面には方向幕がモールド、551系の前面も附属していて「各自工夫」で西武の旧型各車が作り分けられたのは、GM製品の王道を行く感がありました。
これで3010形は3編成が揃いました。
451系のモハと601系のクハによるモハ3011+クハ1012、モハ3013+クハ1014も存在する想定ですが、これはそのうちに・・・ということで。
これで、1988年下半期に存在した神奈川電鉄の全旅客形式のうち、愛甲鉄道引き継ぎの川造形を除く各車が勢ぞろいしました。
しかし、川造は本当にどうしましょうかねぇ・・・kitcheNのキットか、はたまたフルスクラッチか・・・。
<おまけ>
愛甲、大山、秦野の3路線をGoogleのマイマップ上に描いてみました。
https://www.google.com/maps/d/viewer?hl=ja&authuser=0&mid=zW3GhwKnq1FE.knL6KL5WU-vE今般の神奈電改訂版は、従来1:25000の地形図に直接線を引いたものに変えて、各種webサービスを用いて路線を再考しています。すなわち、
今昔マップ on the webにある過去の地図や、
国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの主に昭和20年代に米軍が撮影した航空写真から開業時の状況を考察。また
地理院地図(電子国土Web)で標高や地形を考慮した上で、
Mapionキョリ測で路線を確定させました。
そちら(原版)には、勾配や曲線半径等も決めてあるのですが・・著作権等を考慮し、このような形をとった次第です。