日産ディーゼルの大型路線車は、昭和54年排ガス規制以降、直噴はエンジンの出力が直列6気筒の1種類の状態が続いていました。
が、1988年6月にP-U(UA)32系からP-UA33系に移行する際に、貸切車のP-RA系と同じV型8気筒エンジン・295PSのRE8を搭載するP-UA50系が追加されています。以降、U-UA510・520系~KC-UA521系まで6気筒エンジン車との2本立てとなるのですが、8気筒エンジン車は路線用途ではなく貸切・自家用が中心で、その数も少ないのは周知のことかと思われます。
P-UA50系は1988年6月~1990年の実質2年間で、合計49台の製造に留まっています。



・ふらのバス 日デP-UA50T +富士7B 2001年6月 北海道富良野市
画像は、P-UA50系の導入事例のひとつ。北海道は旭川電軌系列の第3セクター・ふらのバスの車両です。
1988年12月製の2台が存在しました。
もともとは、プリンスホテルの送迎車として導入されたもので、専用の塗装で登場しましたが、
後に一般路線用に転用され、旭川電軌の標準塗装になりました。
車体は富士7Bで、窓がメトロ窓なのは定石通りと言った感じ。
標準出力車のP-U(UA)33系には存在しない軸距6.5mである点が目を引きます。
このサイズで、中扉を設けた点は、あまり例が無いと思います。
窓がブルーペンなのも、もともとの用途を考えるとうなずけるところ。
冷房は直結式ですが、窓配置は右側面の3柱目が太くなっていて、一瞬、サブエンジン式と勘違いしそうになりますね。
なおUA50系に関しては、従前、富士7Bの架装が殆どで、鹿児島交通向けに西工の架装例が存在した程度・・・と考えられてきました。しかし、いろいろと調べた結果、富士7Eの架装例が存在していたことが解りました。
確認ができたのは、北海道奥尻町(奥尻島)の80条バスにP-UA50Tが1台・・・場所が場所だけに無名の存在で、かつて同町のサイトに小さな画像が載っていたのを確認した程度です・・・一度、鮮明な写真を見てみたいものですが・・・。