いすゞの中型に富士8E/8Bの組み合わせは、ごく一部がU-LR系であるほかは、KC-LR系となります。
しかし、このKC-LRの内訳を調べると、大きな偏りがあることが解ります。
圧倒的に8Eが多く、8Bはわずかな例だけが存在。また長さも、軸距4.40mのJ尺への架装例が殆どで、軸距3.5mのF尺への架装例は乗合に限れば東海自動車と八戸市営の2例3台しかありません。
では、その2つを組み合わせた事例・・つまりF尺で8Bの架装例はというと、この1台だけしかないようです。

・京王自動車 いすゞKC-LR233F +富士8B 2001年3月 多摩センター(東京都多摩市)
京王電鉄の系列でタクシーおよび特定輸送のバスを運行する京王自動車の車両です。
1997年2月製で、型式が示すようにエアサス車。
病院の送迎車で、中扉には車椅子用のリフトが備え付けられていました。
ナンバーが22ではなく88となっているのは、そのためでしょう。
チョロQこと日デRNほどではありませんが、側面に3組だけのメトロ窓などミニチュア感がありますね。
なお、落成当初は多摩京王自動車の所属で、ほどなくして1997年4月に同社は京王自動車に吸収されたようです。
京王自動車は他にもKC-LR+富士8Bを保有していましたが、それらは皆、軸距4.40mでした。