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神奈電をもう一度 2015年12月 +α
2015年 12月 30日
※ 神奈川電鉄はフィクションです。
過去の記事で触れたようにワールド工芸のキットの改造です。 ディテールがあっさりしているので、手摺を取り付け、テールライトを銀河のパーツにしたのはそちらで記した通り。 その他、ヘッドライトは銀河の100w、パンタグラフはトミックスのPG16を使っています。 台枠は隅を削って大きなRをつけ、実物に近づけています。また、台車間がスカスカなので、エアタンクの断面が見えるパーツ(グリーンマックの京急1000旧キットあたりのもの)を取り付けています。エンドビームがのっぺりしているのが気になるところではあります・・・別売のパーツがあることを知ったのは、完成した後の話。 台車は、附属の板台枠としました。カプラーは、KATOのナックルカプラーを直径1mmのネジで取り付けています。 塗装は、GMの阪急マルーンですが、フラットベースで半艶程度にしています。 手摺などは艶消しの白。この色の組み合わせは、弘南鉄道あたりに影響されたものです。 余談ですが、塗装工程で失敗し、一旦IPAプールにドボン。これが他の車両が完成しなかった原因の一つでもありました。 さて、このキット組んだ印象ですが、パーツの合いがいま一つである点、そして素材がABSである点を特に考慮して進める必要があると感じました。前者については、キャブの妻板は両端をできるだけカットしたほうが、実物の印象に近づくように思います。また、車体と台枠は別々に組たてる構造ですが、実物を見ると解るように、本来キャブの側面は下辺まで段差なしで一体なので、塗装前に台枠と車体を接着して継ぎ目を消すなどをしたほうがよいかもしれません。 もう1両組み立てたいか?と言われると・・・うーん。 私鉄電機の製品なんて夢のまた夢のさらに夢くらいだった20年前。プラ板から全スクラッチで作ったもの。 ボンネットの点検蓋にあるヒンジ部分はランナー引き伸ばし線で一か所づつ表現するなどそれなりに頑張ったつもりではあるものの、20年経つとさすがに老朽化が酷い状態となっています・・・最も、この車両は動力化を目論み。ボンネット内部をがらんどうにしたことも関係していますが。 旧作のデキ251・281も改修したいところではあります。 さて、今月は神奈電以外にもう1両を製作しました。 鉄コレ10周年記念で発売された秋田中央交通のデワ3002とナハフ20。 正直、こんなものまでNゲージ系のプラ製品で発売される時代が来るとは・・・と思いながらも購入。 しかし、デワはどうもイメージしていたものと違う。 塗装が明るすぎ、そして車体の印象そのものに違和感・・・いろんな資料をひっくり返して調べた結果、 秋田中央の3両のデワは経歴がバラバラで、窓の寸法もとバラバラ。加えて、東横電鉄時代の画像と見比べても細部寸法が違いそうです。 なくなったウィンドシルと下辺の窓枠は、エバーグリーンの0.25×0.5mm平板とプラストラクトの0.3×0.3で新製。 前照灯は銀河の旧国100wを取り付けています。 ナハフも車体のスケスケ感が酷いので塗装をやり直したいですね。その際には、手許のキハ04系鉄コレをベースにもう1両のナハフを作って、客車2両としたいところ・・・かつて、「鉄道ファン誌」の高井薫平さんの連載にあった、路肩の併用軌道を行くミキストの写真が忘れられないのです。
by hiro_hrkz
| 2015-12-30 02:37
| 模型・神奈電・架空の鉄道
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