広島交通は、P-末期~U-にかけて富士重工を採用していた時期を除けば
基本的に西工架装の車両を導入しており、同社ユーザの代表的存在でもありました。
今回取り上げるのは、日デK-UAに53MCを架装した例。
なんとか写真に写り込んでいたものを、引き伸ばしてみました。
・広島交通 日デK-UA31N +西工53MC 1992年3月 広島駅前
既にこの頃には、エアサスの長尺でメトロ窓・車内にはハイバックシートという仕様が確立しており、KC-までほぼ変わらずに引き継がれることになります。まだアストラムライン開業前で、広島北郊から都心部への輸送が華やかだった頃を思わせます(今でも、全国的に見れば本数は多く圧巻ですが)。
窓は側面も前面も拡大タイプ。
フォグランプはバンパーに埋め込まれた仕様ですね・・・個人的にはこのタイプはどうも前面が間延びした印象を受けてしまいます。
そして大型方向幕の上にはマーカーランプ。もう、この時期に採用している事例は殆ど無かったと思いますが、当時、とにかく飛ばしていた広交にはいい装備だったのかもしれませんね。