京阪宇治交通の大型路線車は、基本的に、ふそうと日デを採用していました。
うち、ふそうのエアロスターは三菱名自を採用し、呉羽を採用した同系列の京阪バスとは一線を画していました。

・京阪宇治交通 三菱ふそうU-MP618M +三菱 1999年3月 田辺市駅(京都府京田辺市)
画像は平成元年規制の軸距5.3m(標準尺)車。
京阪宇治交通は、1987年頃からリーフサスからエアサスに切り替えています。
これも、京阪バスと異なる点です。その頃に、窓も2段窓から逆T字窓に変わっています。
前面左側のバックミラー裏が、縞模様に塗り分けられているのは、この頃の同社のバスの特徴でした。
なお、宇治交といえば、日デRB+西工の影響を受けたテールランプを持つ日デUA+ 富士7Eという特色ある車両がありましたが、エアロスターはそのようなことはなく、ごくノーマルな配置となっています。
さて、京阪宇治交通は関西でも車両の置き換えサイクルが早い方で、各社への移籍事例も見られました。
しかし、数社を分社した1990年代後半から情勢は変化。京阪バスおよびその子会社との数度の事業者統合・分割ののち、京都京阪バス(・・・余談ですが、この社名、旧・京都交通の事業を引き継いだ京阪京都交通と紛らわしくて仕方がない)が、かつての宇治交の面影を色濃く残す存在となっています。
そして、今年7月、某音楽イベントの送迎輸送を見に行こうと、強行スケジュールで宇治市へ行くと・・・

・京都京阪バス 三菱ふそうU-MP218M +MBM 2016年7月 大久保駅(京都府宇治市)
未だ残っているの?と思いましたが、こちらは、もと京阪バスの車両。したがって、車体は呉羽の後進、MBMです。
このあたりの車両の動きは複雑で、京阪宇治の発注車は京阪バスの所属となり、更に2009年頃には京福バスに移籍したものもあります。合併・分割の際に、どこの事業者の所属になったかで、各車両の処遇もだいぶ異なったものになったようです。それにしても、かつてのことを思うと、21年モノが走る宇治交(と言いませんが)は、少々ショックといいますか。
この音楽イベント(京都大作戦)。ほんとうのお目当てだったのは、洛中~洛北・洛西を走る某事業者の7Eだったのですが、今年は夕方からだけ動員、その代わりに隣県の事業者が走るという、なんとも運の無い展開でした・・・往々にして、何度アタックしても撮れない車両というものはあるものです。