中国ジェイアールバス 日デKC-UA460LAN +富士7E
国鉄が分割民営化されJRになると、そのバス部門では、それまでの車種とメーカの縛りが解けて採用車種や仕様が変化してゆきます。この傾向は、日本列島の西のほうが、より顕著だったようにも思うところです。
中国地方の中国ジェイアールバスでは、岡山県内に、それまで縁が無かった日デを導入しています。
・中国ジェイアールバス 日デKC-UA460LAN +富士7E 2016年5月 山口県山口市
1991年にはじめて導入されたU-UA+富士7Eはメトロ窓に前後折戸という、これまた国鉄らしくない仕様でしたが、1994年以降の増備車は、前中折戸に変更されています。
画像は平成6年排ガス規制(KC-)の車両。1996年5月製と1998年2月製の計2台が導入されました。
上・中の画像が1996年式の社番538-6953で、サッシがU-までと同じ黒色なのに対し、
下の画像の1998年式、社番538-7951は、銀色になっています。
さて、岡山県内の中国JRの路線バスは2003年3月に、実質スクールバスとなった一部区間を除いて撤退しています(現在は、そのスクールからも撤退済)。
この2台は、広島県の黒瀬に転属、さらにその後、538-7951は山口へ、538-6953に至っては一旦岡山に戻ってから山口に転属するという流浪の民?となっています。
山口の富士7Eといえば、
以前紹介したP-LVも広島からの転属でしたね。