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高松琴平電気鉄道 20形
2016年 11月 12日
高松琴平電気鉄道が現在動態保存している4両のうち、唯一、他社からの譲渡車両であるのが20形23。製造も最も古い1925年(大正14年)で、今年で実に91年になります。今回はこの20形のうち、珊瑚色と牡蠣色のツートンで、通常に運行されていた1990~2002年の画像を中心にまとめたいと思います。 20形は、もとは現在の近鉄南大阪線等を保有していた大阪鉄道のデロ形。同社初の半鋼製車で川崎造船製の21~25と大阪鉄工所製の26・27がありました。1943年に大鉄が関西急行鉄道(近鉄)に吸収後、モ5621形5621~5627に改番されています。 1923年製造の大鉄最初の電車である木造車のデイ形に準じた形態で、14m級3扉・前面は5枚窓、側面は2枚一組の窓でその上には上辺が弧を描く明かり窓が設けられていました。床下にはトラス棒付きなのは、この時期の鋼製車らしいところ。 近鉄からコトデンへの譲渡は1961年のこと。川崎造船製の5621~5624がやってきました。 これに関してよく「南大阪線は狭軌であるため信貴生駒電鉄の台車を組み合わせて入線した」と書かれています。が、この4両は、南大阪線の特急「かもしか」運転にあたり、クニ5421~5424(もと伊勢電鉄モハニ231形)を電装してモ5821~5824にする際に、主電動機を供出して廃車になっているため、どのみち下まわりは手配する必要性があったのでしょう。 エリエイの「レイル 」57号だったと思いますが、コトデンに搬入された車体がダルマ状態で置かれている写真が掲載されており、床下機器そのものも、どの程度流用されているのか気になるところです。 そして台車(ボールドウィン) ・主電動機(GE-240B)のほうも信貴生駒電鉄(現在の近鉄生駒線)から購入とされているものの、同社にはこの台車を履いた車両はおらず、少々疑問に感じます。この装備は、大阪電気軌道の木造車・デボ61形(のちの近鉄モ261形)以降の装備と考えるのが妥当ではあるものの、1961年の時点では未だ殆どが近鉄で現役で走っていました。同社に貸し出されていた近鉄の木造車に転用されて履いていたという意味なのか、それとも予備備品を同社が保有していたのか・・・。 琴電では運転席まわりを大改造し、平妻にHゴム支持の窓、引き戸の貫通扉となりました。昭和30年代に改造された65や230、あるいは610といった車両との共通性がありますね。切妻に改造したのは、もと京浜急行の10形・90形の運転台が狭小で評判が悪かったことも影響しているのではないかと邪推するところです。なお、運転席の側面の窓は上段がHゴム固定の2段窓になりました。 側面の明かり窓は、5621→21、5623→23は近鉄時代に埋められていましたが、残りは、ガラス部分は板になっていたものの、彫刻が残っていました。その後、24は埋められ、22も彫刻は無くなり窓の形跡だけとなっています。この改造がそれぞれいつ行われたのか・・・昭和40年代の琴電の写真で発表されているものは少なく、何時かはわかりませんでした。1973年よりも前なことくらいで・・・。 1976年には、痛みの激しかった23が更新工事を受けています。外板は全面的に張り替えたようで、リベットが消滅、ウィンドウヘッダーは埋め込まれ、ウィンドウシルが段付きが平板に、戸袋窓がHゴムになりました。この車両だけ車番が切り抜き文字ではなく、ペンキ書きだったのはこれが理由のようです。 そういえば、23だけ非パンタ側(築港・志度側)に貫通幌の座がついていましたね・・・コトデンには他にもこの形跡がある車両がありましたが、同社は先頭に貫通幌を装備しておらず一体なんだったのか。 1980年代前半には廃車が取りざたされたものの、結局、長志線で使うことになり、1988年頃~1992年に、残りの3両も23に準じた更新を受けています。このときに、22の明かり窓跡は完全にふさがれました。23も再度更新され、屋上のベンチレータが撤去されたようです。 このときに、全車両運転台部分側面の窓が1段窓に改造されていますが、どういうわけか22、24と21、23でその高さが異なっています。 この車両が入線した当時(というか、もと名古屋市営の車両が入線するまで)、コトデンは長尾・志度線の車両は2桁の番号、琴平線が3桁または4桁の番号でした。従って、この車両も志度線での使用を目論んでいたようですが、結局は琴平線に配置され、代わりに3000形が志度線に転出しています。 その理由は、先に記した主電動機GE-240Bが定格出力97kwと出力が高かったことがあげられるかもしれません。琴平線では大型の制御車(950形=国鉄オハ31改造、850形=もと南武鉄道 等)と連結して使うことが多かったようです。 昭和50年代になると琴平線から志度線に転属がはじまり、昭和60年頃には全車が志度線に揃います。志度線では2連で使われることが多かったようです・・・そういえば、長尾線に入線している写真は見ませんね。 その後、1993年に瓦町駅改築に伴い志度線が分断され、同線に閉じ込められます。 このあとは、増結用として使われることが多くなりました。 もと京浜急行の30形と連結すると、窓の大きさや車高の違いが目立ちますね。また、もと名古屋市営の600形とは実にアンバランスな編成となりましたが、これ自体はコトデンを見慣れていると、逆にそう違和感もなく・・・(笑)。 ということで、20形のあらましと画像を並べてみましたが、東西方向に走る志度線で基本朝しか走らない、しかも基本的に瓦町側(=西側)に連結という状態では光線状態など望むべくもなく・・・なかなか見苦しい写真ばかりなのはご勘弁を。この頃、結構な頻度で高松へ行きましたが、主眼は編成も車両もバラエティー豊富な長尾線、続いて琴平線で、詰田川・春日川の橋梁架け替え後は特に撮影地の少ない志度線には殆ど行かなかったという事情もあります。 茶色に戻されてからの話は、いずれ別の機会に。 そういえば、今月13日のレトロ電車では23が500とペアで走るようですね。
by hiro_hrkz
| 2016-11-12 00:34
| 鉄道(旧形電車)
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