新交北貸切バス 三菱ふそうP-MP618P +呉羽
現在では、東急バスの車両は全国の各事業者に移籍するようになりましたが、20年ほど前までは、廃車時の車齢が市場に出回る移籍車より高めということもあり資本関係のある事業者ばかりでした。それを打ち破ったのが新潟交通で、分離子会社向けに1996年から何度かにわけて導入されました。…もっとも、新交だけが例外という状況がその後しばらく続き、系列外に本格的に流出するのは21世紀になってからでしたが。

・新交北貸切バス 三菱ふそうP-MP618P +呉羽 2001年11月 新潟県村上市
東急→新交の移籍車の多くは
中型車でしたが、その中でとりわけ異色の存在だったのが、ふそうのロマンス車でした。貸切前構を持つロマンス車は、メーカー問わず大半が函館バスへ移籍しましたから、異例中の異例と言えましょうか。
1987年式の1台だけが新交北貸切の村上営業所に配置されていました。