「真っ赤」という言葉で連想するものといえば、
真っ赤な秋、真っ赤な太陽、真っ赤な女の子、真っ赤なお鼻のトナカイ、真っ赤な家計簿・・・と様々ですが
バスマニアなら、長崎県営バスかJR九州バスといったあたりが定石でしょう。
これらには、大きなロゴやマークが書かれています。
しかし、かつて和歌山には、まさしく赤色だけのバスが走っていました。
![真っ赤なバス_e0030537_00320705.jpg](https://pds.exblog.jp/pds/1/201612/04/37/e0030537_00320705.jpg)
・和歌山バス 日野P-RJ172BA +日野車体 1993年3月 和歌山駅前
和歌山市周辺に路線を持つ和歌山バス。
南海電鉄から1975年に分離された事業者ですが、1980年代に導入した車両で、このような赤一色の塗装が存在していました。南海といえば
かつては電車と同じく緑色をベースとした塗装の路線バスでしたが、和歌山バスはいろいろと塗装を変えていたようで、分社前からクリームと赤茶色のツートーンが登場、そしてこの一色塗りに変わったようです。
しかし、長続きはせず、1980年代の終わりには、
現在の白地にオレンジと茶色の塗装が登場しているようです。
最も、その後も、一部のバスで白にピンクや紫で波を描いた「オーシャンカラー」なるものが登場したことがあります。