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弘南鉄道 3600形(全金属車)
2017年 06月 07日
弘南鉄道は、現在弘南・大鰐の両線ともに、旅客車はもと東京急行の電車がすべてを占めています。
現在の主力はオールステンレスカーの7000ですが、東急から弘南にはじめて車両が譲渡されたのは1975年のこと。 もと戦災省電の3600形で、番号もそのままに弘南で使われ始めました。 その直前に弘南線では、もと旧型国電を増備していたことを考えると、車体の大きさは納得のいく選択であります。 東急3600は、デハ3600(3601~3616)、クハ3670(3671~3679)、クハ3770(3771~3782)の3形式計37両からなるグループ。うち、デハ3601、3602、3607、3608、クハ3671~3675、クハ3771~3775の14両が、戦災車の鋼体を叩きなおしたもので、残り23両が戦災車の台枠を流用して車体を新造したものでした(以下、台枠流用車と表現)。前者は、クハ3771を除き、1960~1966年に東横車両製の全金属車体に交換されています(以下、全金属車と表現)。 定山渓鉄道に譲渡したモハ3両を除き、まず台枠流用車が1971~1975年に廃車、全金属車も1980~1982年に廃車になりました。 弘南には1975~1976年に台枠流用車のモハ4両、クハ6両が入線。続いて、全金属車が1980~1981年にやはりモハ4両、クハ6両入線し、合計20両の一大勢力となりました。 ![]() ![]() ![]() ![]() 今回取り上げるのは、全金属車体のグループ。 1960年代に車体を新造した東急3000番台車の共通仕様で、スッキリした車体が持ち味です。 とはいえ、寒冷地を走る弘南鉄道でらしい改造も各所に施されています。 外観上でいちばん目につくのは、モハの貫通扉が塞がれたこと。 これは、弘南の他の車両でも見られますが、隙間風対策です。この改造で、どうも不細工になったものが多いのですが、この全金属車は綺麗な見た目をしていると思います。 また、客用扉は半自動式になり、手動開閉用の取っ手が取り付けられました。そして、片側の側面に3ヵ所、縦方向の雨どいが新設さてています。これで、側面が少々ゴツくなったようにも感じます。 ![]() 線形が平坦な弘南線では、1M2Tの3両編成で使用されるのが基本で、3600もモハ+クハ+クハで組成され、朝ラッシュ時は2編成つなげた6連でも使用されました。一方で、後に昼間は乗客の減少から、Tを切り離して1M1Tの2連で走るようになります。 3600は、東急の3000番台車の中では、ずば抜けて高出力の主電動機、日立HS-269-Cr(定格出力142kw・・他に東武78系→5000系がこの系統の主電動機を使用)を搭載しており、こうした使用条件に合致していました。 それにしても、もともと3600が装備していた国鉄の100kw主電動機(MT-7、MT-10等)から、昭和40年代になぜこんな高出力なものに交換したのか興味があります。東急3000番台の主流・・すなわち3450、3500、3650は出力94kwの日立HS-267-*rを使用していたのですから・・・余談ですが、運輸省規格型の3700や、2両だけ製造された3800は出力110kwの東洋TDK-528-9Hを使用していました。 制御器は、戦後の東急3000番台の標準である、日立の電動カム軸・多段式のMMC-H-10系を登載しており、これも昭和40年ごろまでに交換されたもの。弘南線は電動車がすべて当形式になったため、自動的に日立MMCで統一。弘南線に残存した旧型国電2両と、もと阪和→国電→松尾の2両(いずれも制御車)は、従来のCS系からMMCに合うように手を加えられました・・・・といいたいところですが、これまた疑問が。 というのも、東急3000番台車のマスコンは国鉄MC1。当然、もと旧型国電の各車両とは同じはずです。 そもそも、東急3000番台でも3400あるいは、それより古くに廃車になった3200あたりは、制御器が旧型国電の標準である国鉄CS-5を使用していました。 はたして、一部文献(たとえば鉄道ジャーナル1981年8月号「ある戦前派ベテラン電車の半世紀」)で見られる4両を東急3600に合わせる工事とは、どのようなことだったのか・・・。 私が弘南鉄道を最初に訪れたのは1994年2月。 このとき、既に7000系への置き換えが一段落しており、3600は3編成しかありませんでした。 上の写真のうち、モハ3608は平賀構内で入替中のところで、この年の10月には廃車。 最後まで残ったのはモハ3601-クハ3773-クハ3672で、廃車は1999年でした。
by hiro_hrkz
| 2017-06-07 02:25
| 鉄道(近代形電車)
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