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北陸鉄道浅野川線 モハ3011・モハ3301
北陸鉄道が昭和30年代に日本車輌で製造した15m級電車については何度か取り上げてきましたが、
今回のお題は、1958年(昭和33年)製のモハ3011とモハ3301です。

その前に、ここで一度これら15m級車の全容を再確認しておきます。
 最初に登場したのが、1956年製のサハ1000形1001・1002。両端とも丸妻・非貫通の附随車で、1966年5月に電装・貫通路取り付けが行われてモハ3730形3731・3732となります。配置は終始、石川総線でした。
続いて1957年8月製のモハ3201、クハ1001が製造され加南線に配置されます。モハ3201は両運転台で片側が非貫通の丸妻・もう一方が貫通の平妻。クハ1001は片運転台で、運転台がある側は丸妻の非貫通、連結面が平妻となります。
ここまでの4両はウィンドウシル・ヘッダーつきの外観です。
 1958年は11月にモハ3011が、12月にモハ3301が製造され、それぞれが石川総線と金石線に配置されます。
どちらも片側が非貫通の丸妻・もう一方が貫通の平妻なのは3201と同じですが、丸妻の曲率や屋根の深さ等が変更されて浅くなり、またドアが開く方向が車体中央向きとなりました。詳細は後程。
そして、1961年8月にモハ3501が、1962年7月にモハ3551が製造され、浅野川線に配置されます。
こちらはどちらも平妻の貫通路付となりました。
北陸鉄道浅野川線 モハ3011・モハ3301_e0030537_02111993.jpg
・北陸鉄道浅野川線 モハ3301 1990年8月 内灘
北陸鉄道浅野川線 モハ3011・モハ3301_e0030537_02111905.jpg
・北陸鉄道浅野川線 モハ3301+モハ3501 1996年10月 粟ヶ崎
北陸鉄道浅野川線 モハ3011・モハ3301_e0030537_02111830.jpg
・北陸鉄道浅野川線 モハ3011 1996年10月 内灘
北陸鉄道浅野川線 モハ3011・モハ3301_e0030537_02111936.jpg
・北陸鉄道浅野川線 モハ3011 1994年9月 内灘

モハ3011は車体寸法が幅2600×長14650×3495mmで、窓幅850mm・扉幅1100mmというのはモハ3501等と同じで、15m級車の基本的な寸法です。これに対してモハ3301は窓一つ分短く、最大長が3011の15600mmに対して、15000mmと短くなっています・・・窓の寸法と合わない気がしますが、3301だけ違っていたのでしょうか。これは金石線が軌道線であったため2両連結にした際に軌道法での編成長上限である30mを超えないようにするため・・・と言われています。
 集電装置は、3011はZパンタ(「日車の図面集」による)、3301はポールと異なっていました。台車は上下揺れ枕式で枕バネがコイルバネ+オイルダンパ―、軸バネがウィングばねの日車ND-4Bで、これは3201、1001、3501と同系です。軸受けがコロではなくプレーンですね。

3301は1964年に金石線から加南線に転属。一方3011は石川総線から金石線に転属します。
ここで3301が600mm短かったことは一体なんなのか?と思うわけです・・・同線で編成を組んでいたモハ3000形は全長14820mmですから。なお、3011はモーターを外し制御車代用となっています。

1969年に3301が、1970年には3011が再電装の上で浅野川線に転属します。
このときに非貫通側にも貫通路を取り付けています。また、前面窓はサッシからHゴム支持に変わった模様です。
それぞれパンタグラフがある側がもと非貫通側で、よく見るとこちらは丸みを帯びているのに対し、非パンタ側は平妻であることが上の写真でもお分かりいただけるかと思います。
なお、両車でパンタグラフのある向きが逆となっています。

主要機器は3301は新品で、主電動機が日車NE-40(40.5kw)×4、主制御器が日車の電動カム軸式・自動加速のNCAです。一方3011は、モハ3051(→クハ1101)から外した日車NE-4B(出力不肖)と日立の電動カム軸式・MMC-L5を使用しています。時期的に1952年のモハ3051の鋼体化の際に取り付けたものでしょうか?
一方、モハ3011の再電装後は三菱MB-172R(37.3kw)×4ですが、これは本来なら路面電車用で金沢市内線あたりから転用したものかと邪推するところです。また、制御装置は3011、3301ともに浅野川線転属の頃に手動加速式のHL-74に変更しています。

さて、上の写真は、1990年以降に撮影したもの。
従って、本来埋め込み式のヘッドライトが単独のシールドビームとなり、また、戸袋以外の客用窓がアルミサッシに取り換えられて天地寸法が小さくなるなど、全般的に不格好(失礼)になっていた時期です。この中でも3301は廃車まで窓枠が鋼製で側面のチグハグ感がありませんでした。

1996年撮影の2枚は、既に車両置き換えを目前とした頃で、ホームの扛上が行われてステップを暫定的に埋めた状態になっています。また、3011は内灘町のPR塗装となっていました。この車両は代替となる京王帝都3000系のうち1編成だけ入線が1年遅く、補助金の都合があったのか、昇圧後もしばらくは籍があり内灘に留置されていました。

・参考文献 
西脇恵「私鉄車両めぐり77 北陸鉄道[2] 」 鉄道ピクトリアル216号(1968 年11月)
西脇恵「私鉄車両めぐり77 北陸鉄道[終] 」 鉄道ピクトリアル218号(1968 年12月)
西脇恵「北陸鉄道」 鉄道ピクトリアル461号(1986年3月増)、
山本宏之「100周年を迎えた北陸鉄道石川線 1」 鉄道ピクトリアル918号(2016年6月)

by hiro_hrkz | 2017-12-03 23:19 | 鉄道(近代形電車) | Comments(0)