名鉄の岐阜600V線の終点には、それぞれ印象的な駅がありました。
揖斐線の終点・本揖斐駅もその一つです。


駅舎はこのような洋館風のものでした。1928年の開業時からのものでしょうか?
上の写真は1989年、下の写真は1995年の撮影で、6年の開きがありますが、この間に駅名票がCI導入で変わったことが、いちばん目につく変化ですが、ほかに小屋根が瓦から化粧スレートになっています。駅舎の向かって右側は喫茶店になっていました。このあたりは揖斐・谷汲線の要衝であった黒野駅に似ていますね。
さて、個人的に本揖斐駅で印象的だったのはこの駅舎よりも電車乗り場のほうでした。



島式のホームと線路を覆うように取り付けられた屋根が、ローカル電鉄(・・いやまあ名鉄そのものは大手私鉄ですが)のターミナルらしさを盛り上げていたように思います。
2線あったうち1線は既に使用されておらず、自転車置き場となっていましたが、これはこれでまたよい雰囲気でした。
・上から1、4枚目は1989年8月撮影。ほかは1995年8月撮影。