近江鉄道(湖国バス)の富士8E架装車は
5年ほど前に取り上げましたが、
今回はワンステップ車を中心に記してゆきたいと思います。

・湖国バス 日デKC-RM211GAN +富士8E 2013年7月 マキノ駅(滋賀県高島市)
まずはツーステップ車の滋賀22き620(1996年12月製)から。
前回とりあげた滋賀22き591(KC-RM211EAN)を伸ばしたような仕様です。従って2段窓ながら窓ガラスがブルーペンという特徴あるものに。
(旧)マキノ町のコミュニティバス「マキノタウンバス」で使われていました。

・湖国バス 日デKK-RM252GAN +富士8E 2011年8月 河瀬駅(滋賀県彦根市)
続いて平成10年排ガス規制の車両を2つ。
前回とりあげた近江鉄道本体の滋賀200か91(2000年10月製)はツーステップ車でしたが、湖国の滋賀200か151(2001年9月製)はワンステップ車になりました。
扉配置は前中引戸、色付きガラスは取りやめとなり、一気にノーマルな車両になった感があります。
さて、この車両は富士8Eのマイナーチェンジ前後の端境期に落成したため少々特異な点がありますが、これについては
拙サイトの記事を参照願います。

・湖国バス 日デKK-RM252GAN +富士8E 2011年5月 滋賀県長浜市
一方、2002年7月に製造されたのが滋賀200か200。左側面後部のエアインテークの位置で解るように、こちらは完全にマイナーチェンジ後の車体となりました。
仕様の面では151とほとんど差はなくせいぜいバックミラーの形状くらいではないかと思います。
この車両が近江・湖国で最後の富士8Eとなりました。
それにしても近江・湖国オリジナルのKC-/KK-RM+8Eは特徴ある車両ばかりなのですが、KC-RM211EANのメトロ窓を除き、すべて1仕様につき1台のみで、追いかけるほうにとっては、うれしいやら辛いやら・・・といったところです。