
今年も、JNMAフェスティバル(第24回 2018年7月1日開催 於・都産貿台東館)に、T-Track Network(路面モジュール)の一員として参加いたしました。会場でお会いした皆様、お疲れ様でした&ありがとうございました。
中から見ていた感想としては「とにかく人が多かった」。
加えて、ありえない梅雨明け→酷暑突入で、なかなか壮絶な現場でした。ただ冷房の効きは竹芝時代よりも断然によいのが救いだと思います。

モジュールは、4月から2ヶ月半のロングラン展示となった、川崎市民ミュージアムへの出展作品
「円筒分水のある風景」を、こちらでも出展しました。
川崎は当然ながら走行車両に縛りがありましたので、その反動?かフリーなどが割合目立っていましたね。
そして、今回、浅草デビューとなったフリーの電車がこちら。

この1年間は前半が諸般の事情で模型ができず、その後はモジュール作成・展示と相次いだため車両には全く手を付けることができませんでした。ようやく1年ぶりに2両編成の電車が落成しました・・・締め切り・イベントは大切なものです(苦笑)。


鉄コレの秋田内陸縦貫鉄道AN8900(急行もりよし)がベース。この前面をみたとき、1990年頃に作った私鉄の観光電車にしたら面白そうだなあ・・・というのが発想の発端です。
作成中の記事でも書きましたが、私鉄の優等車なら折戸ということで、これを1両は前後に扉を配置。そしてもう1両は運転席寄りを展望スペースとして車体中央に配置しました。
台車はJRの中古という想定のDT32。これを履くだけで優等車っぽく感じるものです。模型では動力車は手元に台車枠があったのですが、トレーラーのほうはあちこち探した結果、中古模型屋で600円で売られていたKATO製モハ164から分捕りました。冷房はKATOのJR221系用で、
以前作成した関鉄キハ改造の電車に同じ。これだけで電車の作成された年代が絞り込めますね。また、この手の気動車を電車に化かす際に、冷房の変更は非常に効果的です。
車内は、展望スペースは運転席直後に2列のロマンスシートを置き、その後ろはソファーということで種車の囲炉裏の部分を切り詰めて置いてあります。一般客室側は、鉄コレ長電2000用ですが、シートピッチが合わないため、窓1枚ぶんづつ切り離して取り付けています。
この電車、作成前から「海に向かって走る電車」のイメージがありました・・・列車名も快速「シーガル」と決定済み。そのため、塗装はクレオスのキャラクターブルーとキャラクターホワイトで塗りました・・・が、落成してみると、なんとなく北九州モノレール/北九州市営バスですね(笑)。それにしても、このところ視力の衰えは激しく、面相筆を使った修正などが非常にやりづらくなってきました。いよいよルーペ導入かな・・・。
ともあれ落成してみればイメージどおりの観光電車となり、またご覧いただいた皆様の評判もよかったので、ほっとしています。次は何をつくりましょうか。