広島県の尾道市交通部(交通局)のバスは、拙ブログでも何度か取り上げているように、
日野RK、
いすゞEDMなど9m大型車を多数保有することで知られていました。
その一方で通常の大型車や中型車も存在していましたが、あまり目立たない存在でした。本日はいすゞ+川重~IKを架装した事例を2つほど取り上げたいと思います。
・尾道市交通局 いすゞP-LV314K +川重 1998年9月 尾道駅前(広島県尾道市)
まずは通常の大型車のP-LVから。1985年式で2両が在籍していました。
尾道市営の昭和54年排ガス規制~昭和58年排ガス規制適合のいすゞ車は、車体がその時々により川重(IK)か富士かマチマチでした。LVは川重が選択されたため、キュービックバスとなりました。なお、このあとに入るLTは富士5Eが選択されたため、キュービックはこのときだけで終わりました。
尾道市交は昭和54年排ガス規制の車両から前中引戸を前後引戸に改めています。従ってこの車両も前後扉となりました。
・尾道市交通部 いすゞU-LR232J +IK 1997年3月 兼吉(広島県尾道市)
一方、こちらは平成元年排ガス規制適合のいすゞLR。9m大型を好んでいた尾道市営も、ここで中型車の導入となりました。前後扉ですが、後ろ扉は折戸であることがLVと異なる点。また、サスペンションはエアサスになりました。
1991・1992年式が各々5両、合計10両が在籍していました。
・1997年3月 兼吉(広島県尾道市)
この画像を撮影したのは向島の渡船場である兼吉。
大林宣彦監督の映画「あした」で使われた船の待合室のセットが、バス停の待合室に転用されてします。