本日、2019年4月25日 拙サイト「創作鉄道資料館」の開設から20年を迎えました。
まずはサイトをご覧いただいている皆様に感謝を申し上げる次第です。
平成の約3分の2の間、このサイトを維持したことになります。ご覧になっている方の中に、物心がついた頃には、あるいは生まれたときには拙サイトがすでに存在していた方も多いのかもしれません。
1999年というとつい昨日のように感じてしまうのですが、拙サイトに関することだけでも、富士7Eは新車、買収国電も僅かながら営業運転しており、一方でバスコレや鉄コレは無い、路面モジュールの規格も存在しない・・・あれこれ思えば思うほど、相当に時間は流れたのだと感じます。なにより、自分も若かった・・・こんな人生を歩むとは思いもしなかった・・・。
・20年前の4月写真から
(上)名鉄谷汲線 谷汲駅に入線するモ755
(下) 桜の下を走る関東バスのP-U32K前期型 +富士5E
閑話休題。
開設からの10年は続ける意思が比較的明確だった10年でしたが、その次の10年は惰性の10年であったように感じます。コンテンツを維持してゆくのがやっと・・・正確には半分以上のページが放置に近い状態です。それほどに、サイトの作製というのはパワーと情熱が必要なことでした。
20年前に比べ、PCと複数のモバイルに対応させなければならないなど画面設計が高度化し、サイトの作製は難易度が相当に上昇したと感じます。一方で個人の情報発信ツールは、ツイッター、インスタと気軽に行えるものが増え、それらは刹那に消費され一時期の激情に左右されやすいものとなりました。さらに文章を追うことを苦痛に感じ、動画を歓迎する世代が出てきている状況を鑑みれば、ブログですら減っているのに、テキスト主体の個人サイトというのは相当に時代遅れなのかもしれません。
この10年で料金不要のサイト開設サービスあるいばブログがが相次いで消滅しました。
もしかすると、個人サイトというのはインターネットが一般市民に拡がったその黎明期に、ほんのわずかの間だけ可能性を夢見ることができたものなのかもしれません。
一方で鉄道やバス趣味の界隈を見ていると、何かを記し残したい人は同人誌へと回帰しているように見受けられます。
もうすぐ、平成から令和に時代が変わります。
私も、このサイトをどうするのか、そろそろ真剣に考えなくてはならない時期なのかもしれません。
メインで記してきた富士重工製の路線バスについて書くのも終わりが見えてきました。
が、まだ暫くの間は、免許維持路線的に残しておきたいと考えています。情報をまとめて解析することの重要性は変わらないので。
引き続きご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。
・特別企画創作鉄道資料館 過去10年の表紙画像富士重工製路線バスのページ これまでの表紙画像