船木鉄道のバスについては、以前
いすゞLT+キュービックと
日デ・いすゞの富士重工架装車を取り上げてますが、今回は昭和58年排ガス規制の日野レインボーを取り上げたいと思います。

・船木鉄道 日野P-RR172BA +日野車体 1998年9月 山口県宇部市
まずは一般的な路線タイプの前後扉車から。型式から解る通り、エアサスを採用していました。
車体そのものは2段窓のごくごくオーソドックスなものですが、船鉄の路線車は前中扉を採用しており、前後扉は異端の存在でした。どのような事情があったのやら。

・船木鉄道 日野P-RR172BA +日野車体 2000年8月 山口県美祢市
そしてもう1台はトップドアの貸切兼用車。
車内はハイバックシート、側面はメトロ窓で色付きガラスと貸切車としての側面が重視された仕様となっています。更に、ヘッドライトは角目2×2灯というオプションを選択し、バンパーは鍍金仕上げ、塗装も赤帯がグラデーションした特別なもので、扉脇にはレインボーのエンブレムが取り付けられるなど一般車とは随分と差別化された外観となっています。
船鉄の路線車はルーラル路線ばかりな割には代替が早く、2段窓のほうはとっくに無くなってます。
が、この貸切兼用のほうは貸切専用になったものの、今年7月時点での目撃情報があるなど、例外的に長生きしているようです。