箱根登山の路線バスから、今回はふそうのエアロスターKを2つほど取り上げたいと思います。

・箱根登山鉄道 三菱ふそうP-MP218M +呉羽 1998年3月 小田原駅(神奈川県小田原市)
現在は自社発注車ばかりで移籍車を出す側の箱根登山ですが、かつては多数の移籍車を受け入れる側でした。その主力だったのが同じ小田急グループの神奈川中央交通の車両で、ふそうの大型はこれがばかりだった頃がありました。ただ、その多くはいわゆるブルドックで、エアロスターは少数派だったと思います。
前面左側面側ヘッドライト上に設けられていた運賃表示窓は撤去されていますが、細長い行先表示など神奈中の初期のエアロスターの特徴は残されていました。

・箱根登山鉄道 三菱ふそうP-MP218M +呉羽 1998年12月 小田原駅(神奈川県小田原市)
一方、こちらは横浜市交通局からの移籍車。神奈中が車両の使用年数を伸ばしだしたため、手頃な車両が入手できなくなったからのなのでしょうか? (再)放出がはじまった横浜市営の車両を真っ先に入手しました。最も、移籍したのはこの1両だけで、その後は移籍車の導入そのものが無くなっています。
前面のセーフティーウィンドウが存在しないため神奈中に近い印象を受けますが、側面の窓配置はだいぶ違ったものになっていました。