茨城交通の路線車の中から、三菱ふそうの小型車を幾つか。


・茨城交通 三菱ふそうKC-MJ218F +MBM 2020年8月 大子駅
茨交の小型車は日野が多く、ふそうはいずれも移籍車です。まず最初に入ったのはワンステップ車のKC-MJで、もとは京成の分離子会社であるちばレインボーバスの車両。水戸200か1140のみが存在します。移籍当時、まだこの手のサイズの移籍車は大子にKC-RN+富士8Eが1両在籍していた(水戸200か984 もと西東京バス)程度なので、この車両も大子に投入されました。


・茨城交通 三菱ふそうKK-MJ26HF +MBM 2020年8月 大宮駅

・茨城交通 三菱ふそうKK-MJ26HF +MBM 2017年4月 常陸太田市内
続いて排ガス規制が変わりノンステップになったKK-MJが、名鉄バスから2両移籍します。配置は何度か変わっていますが、現在は水戸200か1528が大宮、水戸200か1550が太田に所属し、それぞれ常陸大宮市と常陸太田市の中心部循環路線で使われています。というわけで、どちらも車体は特別外装となっていますが、1528のほうは左側面のみとなっています。


・茨城交通 三菱ふそうKK-ME17DF +MBM 2019年9月 大子駅
そして車体幅が狭いKK-MEも1両移籍してきました。もとは京王バスで水戸200か1614が大子に配置されていました・・・が、いちばん最後に移籍したにもかかわらず、今年の春に廃車になったようです。
さて、茨城交通でも水戸市内と関係が薄い・若しくは路線網が切り離されている各営業所・・・つまり太田・大宮・大子・笠間所属の車両は捕まえにくい存在です。交通の便が悪かったり、休日はバスの本数が激減し稼働台数が減るためです。それでも大型車ならば、ひたち海浜公園のネモフィラやRock in Japan FES.の特別輸送体制の時に見るチャンスもありますが、中小型車はまず現地に行く必要があります。この中では、コミバス用の2両は比較的捕まえやすいとは思うのですが、どういうわけか何度行っても1550が太田の循環線で使われているところを見たことが無く・・・このあたりは、やはり相性のよい・わるいがあるように感じています。