台北の路線バス 04.宇通ZK6128HG(KD車)
・文山区の中心、木柵の市場付近を行く欣欣客運の宇通。
中国大陸からの輸入車は、前回紹介した北汽福田BJ6123がシャーシのみの輸入なのに対し、ノックダウン(KD)方式で製造された車両もありました。
そのひとつが、今回取り上げる鄭州宇通客車(YUTONG)のZK6128HGです。
・欣欣客運 385-U8 宇通ZK6128HG 北門
・欣欣客運 830-FX 宇通ZK6128HG 木柵・万寿橋
全長11990mm・軸距5875mm。エンジンはカミンズ製なのは福田BJと同一です。
車体は宇通がドイツのMANと提携していたため、
同社のLion's Cityと同型になっています。
各種記述を読むと、どうやら部品を輸入し組立等は台湾の現地法人(台湾宇通車業)が行ったようです。双北では、2010年から退輔会系の欣欣客運と大南汽車が大量に導入。ほかにも大有巴士と東南客運および皇家客運が導入しています。
・大南汽車 KKA-0193 宇通ZK6128HG 北門
・大有巴士 KKA-1613 宇通ZK6128HG 監察院前
・東南客運 800-FZ 宇通ZK6128HG 公館(基隆路)
・皇家客運 591-FU 宇通ZK6128HG 士林官邸
この車種も双北のみならず、桃竹(桃園・新竹)地区などでも導入されました。
しかし、2017年12月の法改正で実質的に大陸車そのままの宇通ZKは輸入できなくなりました。その後の変化は
今後の記事で記します。
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