鹿児島市交通局も九州の事業者であるため、西工58MCを架装した車両が多数在籍していました。
ただし、鹿児島市交のバスは古くから随意契約ではなく入札制だったのか、ある年に纏まってどっさり入り、シャーシもそれぞれの年でバラバラでした。

・鹿児島市交通局 いすゞP-LV214M +西工58MC 2009年5月 朝日通

・鹿児島市交通局 いすゞU-LV224M +西工58MC 2012年5月 鹿児島中央駅

・鹿児島市交通局 いすゞU-UA440LAN +西工58MC 2014年8月 鹿児島中央駅
画像は上から1987年導入のP-LV、1992年導入のU-LV、1993年導入のU-UAです。それぞれ、13両、15両、8両の導入でした。
メーカーは異なれど軸距は5.2mクラスに統一されています。また、1987年度以降、サスペンションはエアサスを採用しました。
エンジンはいずれも標準出力です。余談ですがこの後、しばらく西工の採用が途絶えた1995年以降は高出力を選択していました。
そして車体も全てメトロ窓で中4枚折戸に統一されています。とりわけ特徴なのが前面が左右で一体の窓ガラスであること。これは
他のメーカの大型車でも同じでした。
・参考文献
「バス事業者訪問65 鹿児島市交通局」 バスラマインターナショナル 65号(2001年3月)