佐賀市交通局は1980年代中頃まではコンスタントに大型車が入っていましたが、土地柄西工を架装した事例も多く、富士重工を架装した事例は
K-U31K+富士3E程度しかありませんでした。その後、暫くして登場したのが画像の車両です。

・佐賀市交通局 日デU-UA510NAN +富士7B 2002年7月 佐賀駅バスセンター
富士7B架装の貸切兼用車、しかもシャーシは8気筒エンジン搭載の高出力車です。
1993年度に1両だけが導入されました。別の年度では同じ型式で西工架装の車両も導入しています。
同局にはこの種の貸切兼用車が一定の数在籍しており、路線を限定せずに使用されていました。一般の乗合車は前中折戸でこの世代は既に中型が主力となっていまいたから、随分と異なる仕様の車両を混用したことになります。なお、後年は佐賀空港への連絡路線に入ることが多かったようです。
その後、九州の事業者でも移籍車の導入が活発になります。
佐賀市交通局には東京都交通局の車両が移籍しますが、その中に日デ+7Eがありました。

・佐賀市交通局 日デP-U33K +富士7E 2002年7月 佐賀駅バスセンター
1年はやく製造された
P-U32K +富士5Eと同時に1999年頃に移籍してきた車両で、これまた1両のみの存在でした。たしか、都営での廃車が他の車両よりも早かった記憶があります。
なお、この後、エアサスのP-UA33Kが2両移籍していますが
既に取り上げているため、今回は割愛します。