資料館本館
本サイト
創作鉄道資料館 特別企画 台北近代建築 高松琴平電気鉄道600・700に関する簡単な資料集 ※現在、コメントとトラックバックは管理者の承認後の掲載となっています。従って、書き込み後暫く時間がかかることを、ご承知ください。 ※当ブログに対するご意見、ご要望などは こちらから、お願いいたします。 なお、リンクフリーです。 ※当サイト内の画像、文章等の無断転載を禁止します。 カテゴリ
全体 鉄道(旧形電車) 鉄道(近代形電車) 鉄道(その後の電車) 鉄道(電機、貨電、貨車) 鉄道(非電化) 鉄道(海外) 鉄道施設 鉄道(その他) 路面電車・低床電車 バス(日野車体) バス(富士重工) バス(三菱/呉羽) バス(川重/IK/IBUS) バス(北村、西工、東特) バス(その他) 台湾のバス バスのある風景 模型・神奈電・架空の鉄道 言いたい放題 そのほか おしらせなど 未分類 以前の記事
2023年 03月 2023年 02月 2023年 01月 2022年 12月 2022年 11月 2022年 10月 2022年 09月 2022年 08月 2022年 07月 2022年 06月 2022年 05月 2022年 04月 2022年 03月 2022年 02月 2022年 01月 2021年 12月 2021年 11月 2021年 10月 2021年 09月 2021年 08月 2021年 07月 2021年 06月 2021年 05月 2021年 04月 2021年 03月 2021年 02月 2021年 01月 2020年 12月 2020年 11月 2020年 10月 2020年 09月 2020年 08月 2020年 07月 2020年 06月 2020年 05月 2020年 04月 2020年 03月 2020年 02月 2020年 01月 2019年 12月 2019年 11月 2019年 10月 2019年 09月 2019年 08月 2019年 07月 2019年 06月 2019年 05月 2019年 04月 2019年 03月 2019年 02月 2019年 01月 2018年 12月 2018年 11月 2018年 10月 2018年 09月 2018年 08月 2018年 07月 2018年 06月 2018年 05月 2018年 04月 2018年 03月 2018年 02月 2018年 01月 2017年 12月 2017年 11月 2017年 10月 2017年 09月 2017年 08月 2017年 07月 2017年 06月 2017年 05月 2017年 04月 2017年 03月 2017年 02月 2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 2015年 12月 2015年 11月 2015年 10月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 07月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 04月 2015年 03月 2015年 02月 2015年 01月 2014年 12月 2014年 11月 2014年 10月 2014年 09月 2014年 08月 2014年 07月 2014年 06月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2014年 01月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 07月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 04月 2013年 03月 2013年 02月 2013年 01月 2012年 12月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 08月 2012年 07月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 03月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 12月 2011年 11月 2011年 10月 2011年 09月 2011年 08月 2011年 07月 2011年 06月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 06月 2010年 05月 2010年 04月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 02月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 10月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 最新のコメント
最新のトラックバック
外部リンク
検索
ブログジャンル
画像一覧
|
広島電鉄 2000形
2022年 12月 17日
広島電鉄3100形がかつての宮島線直通色であるオリエントピーチに赤帯に変更されて話題になっています。
しかし個人的にはこの塗装は、比較的早くにぐりーんらいなー色になってしまった3100形よりも、最後まで宮島線直通色をまとった2000形のほうを思い出します。 2000形については、1両だけ原形で残っていた2001について、だいぶ前に取り上げていますが、今回は2両編成に改造された他の車両を取り上げたいと思います。 ![]() 軌道線と宮島線直通は1958年4月、団体貸切電車を1955年製の550形により運転したことにはじまります。同年6月には通常の定期列車で草津~広島駅・宇品3丁目に設定され、専用の新車である850形(のちの350形)が用意されました。そして、更なる増強のために増備されたのが2000形です。 メーカーは1960年製の1次車(2001~2003)がナニワ工機、1962~1963年製の2次車(2004~2009)が自社工場です。外形は850形を踏襲していますが、側面窓の天地寸法が拡大されています。車掌台は引き違い窓になりました。 一方、機器類は大きく異なります。制御方式は、直接制御の550形(551を除く)に対して850形は間接非自動(日車NA-122)でしたが、2000形では間接自動(1次車:東洋ES-255A、2次車:日車NA-223)になりました。主電動機も550形は38kW(SS-50)×2機とごくありふれた市内線仕様なのに対し、850形では50kW(日車NE-50)×2に増強されましたが、2000形は更に30kW(日車NE-30もしくはNE-30A)×4機に増強されました。なお、850形で装備された発電制動は2000形にも装備されています。このように走行機器は順次、軌道線用から鉄道線用に近くなっていったことがわかります。これで最高速度は75km/h、加速度3.5km/h/sec. 減速度4.0km/h/secを実現しました。なお、550形の551は間接自動・電制つきで主電動機も30kw×4と2000形と似た様なスペックでしたが、故障がちであったために1972年に他の550形と同様の装備に変更されています。 ![]() ![]() ![]() 軸ばねも円筒案内式となっているところは、スイスとの技術提携を感じるところです。 ![]() ![]() ![]() 1次車のデビュー時は緑とクリームの市内線色でしたが、その後に直通色に変えられました。また、1967年には前面窓上に直通表示灯が新設されました。これはオレンジ色に光ります。このようにして宮島線直通車は他の軌道線車両とは扱いが別なものとなります。 その後、宮島線直通車は単車運転では輸送力が問題となったため1974年2~6月に2002~2009は2両固定編成に改造されました。あぶれた2001はとくに大きな改造もされませんでしたが、やがて営業用には使用されなくなり、2003年に廃車になります。一方、2両固定編成になった他の車両は1984年には冷房化改造(冷房機は三菱CU-77A)、さらに1985年に全面方向幕を大型化した際に前照灯を窓下に移設し印象が大きく変わりました。 2両固定化したことで全長24mになりましたが、その後、宮島線直通車は全長26.5mを超える3連節車が主流となり、徐々に運用を狭められてゆきました。 2009年の運賃用のICカード導入の際にその対応を行わず運用を離脱、その後順次廃車になりましたが、2004+2005のみ現在も一応残っているようです。 ![]() なお、2002+2003は2010年の廃車後、外装は変更の上で、JR呉線坂駅の近くにある商業施設のパルティ・フジ坂に保存されましたが、わずか3年で解体されています。 ・参考文献 飯島 巌・青野 邦明・荒川 好夫『私鉄の車両3 広島電鉄』 保育社 1985年 田辺 栄司「中国地方のローカル私鉄 現況6 広島電鉄」 鉄道ピクトリアル493号 (1988年3月増) 窪田 正実「私鉄車両めぐり 広島電鉄宮島線」鉄道ピクトリアル173号 (1965年7月増) 鉄道ピクトリアルアーカイブセレクション 21に収録
by hiro_hrkz
| 2022-12-17 20:52
| 路面電車・低床電車
|
Comments(0)
|