
青森県は八戸の市営バスは、かつては車両の大半がいすゞで車体は川重と富士が半々程度でした。
今回はその中から富士7E・8E架装車を取り上げたいと思います。

・八戸市交通部 いすゞU-LV224K +富士7E 2004年6月 八戸市街(三日町)

・八戸市交通部 いすゞU-LV224K +富士7E 2018年8月 本八戸駅

・八戸市交通部 いすゞU-LV224K +富士7E 2016年8月 本八戸駅
八戸市営は昭和58年排ガス規制(P-)末期は9m大型車を中心に投入していたため、富士7E架装車は平成元年排ガス規制(U-)の車両で導入が開始されました。
軸距はP-と同じく軸距4.67m(短尺)でエンジン出力は標準タイプが選ばれましたが、サスペンションはエアサスとなりました。また扉配置はP-の中型・9m大型に倣い前中引戸になりました。年式ごとの仕様差はあまりなく、1990~1994年度に毎年度4~8両が増備され総勢31両の一大勢力となりました。平成元年規制車は、大型のみを導入したことも影響していると思います。
なお、八戸市営では2004年頃から行先表示をLEDに変更しており、在来車も順次幕から交換されていきました。

・八戸市交通部 いすゞKC-LV380L +富士7E 2018年8月 本八戸駅
これが平成6年排ガス規制(KC-)になると、一気に減少し1995年度に大型1両・中型1両を導入したのみでした。ただし、それぞれ特徴のある車両になっています。
大型車はワンステップ車となりました。2段窓は変わっていませんが天地寸を拡大したタイプになっています。なお、サスペンションは板に戻っています。前面と側面に黄色い「低床バス」のプレートを掲げていまいた。

・八戸市交通部 いすゞKC-LR333F +富士8E 2000年5月 八戸市街(柏崎)

・八戸市交通部 いすゞKC-LR333F +富士8E 2009年10月

・八戸市交通部 いすゞKC-LR333F +富士8E 2004年6月
一方、中型は軸距3.75mの短尺車を採用しました。KC-LR+富士8Eは全国で約30の採用事例がありますが、その中で短尺への架装事例は2つしかありません(もう一つは東海自動車)。西武バスが採用したKC-RM211ESN+富士8Eの軸距短縮車(軸距3.77m)よりも短く、右側面の運転室~非常口間の窓は5枚しかありません。
なお、同時にIBUSの架装車も導入しています。
その後は八戸市交通部も移籍車の導入に踏み切ります。当初は淡路交通の車両を導入しましたが、その次に東京都交通局から大量の移籍車を導入します。やはりいすゞですが、車種・車体共に様々なタイプを揃えました。

・八戸市交通部 いすゞP-LV314K +富士7E 2004年6月 八戸市街(三日町)

・八戸市交通部 いすゞU-LV324K +富士7E 2004年6月

・八戸市交通部 いすゞU-LV324K +富士7E 2014年8月 本八戸駅
昭和58年規制のP-LVの7E架装車が、ここではじめて登場します。
P-LV、U-LVあわせて16両が移籍しました。こちらも行先表示は後年、LED化されています。

・八戸市交通部 いすゞKC-LV380L +富士7E 2010年9月
東京都交通局が排ガス問題でバスを放出しなくなると、代わりに川崎市交通局の車両が移籍しました。当時は各事業者でありがちなパターンでしたね。
いずれもワンステップ車で6両ほどが移籍しました。前面のバンパーは下部が切り取られたタイプです。