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仙台市交通局南北線 1000系
2023年 08月 31日
![]() たとえば駅が必ず直線区間にあり全て島式ホームである点、さらに駅間に半径300m以下の曲線1か所にしかない(都心部では交差点を曲がるとその先に必ず駅がある)という線形に見られる思想や、各駅ごとの凝った内装のコンコースがあげられます。一方で、運行・設備・保守などを有機的に連結しコンピュータ管理するトータルシステム(日立製作所が構築)を導入し、省略化と自動化を推し進めたのも特色です。これは運転の面では、ATOを導入し自動運転とワンマン運転を開業当初から行ったことにあらわれています。このATOに当時、家電の宣伝文句でも使われるなど流行りであった「ファジィ制御」を取り入れたことが話題になりました・・・真と偽の中間をコンピュータで判断するのは、今ではすっかり枯れた技術となっていますが・・・そういえば、PSY.Sの「ファジイな痛み」なんて歌もありましたね。 ![]() 車両も非常に特色あるものになりました。架線電圧1500V・軌間1067mm、川崎重工製のアルミ車体の4扉車で電機子チョッパ制御・・・と、ここまでは普通ですが、詳細は特筆することばかりです。 まず、先頭車は中間車に運転室部分を延長した構造となっています。編成内各車両の客室面積は同じになりましたが、一方で中間車が車体長19500mm・全長20000mmの平凡な長さなのに対し、先頭車は車体長21250mm・全長21750mmと国鉄の21m級車よりも長くなりました。この結果、運転台側の台車中心から車体端まで4500mmもあることは、よくマニアの間で話題になります。最もこの数値は、往年の東武特急・1720系の先頭部と同じ数値であることは知られていないと思います。また、乗務員扉の後ろから先頭に向けて幅を左右ともに100mmづつ絞っています。運転台の位置も、上記の島式ホームでワンマン運転を行うために、客の乗降時の確認を行いやすい右側に設けられています(のちに名古屋市交桜通線などに類例が登場)。 ![]() 車体幅は2880mmで国鉄など側面がストレートの通勤形で標準的な2800mmよりも広くなっています。一方で、架線の高さは4600mmに抑えられ(国鉄在来線の標準が5100mm)ているため、真正面から見ると、なんとなく横広に感じます。 曲線部の定規拡大量も国鉄よりも大きい25000/Rであり、巷間言われるような仙石線との直通を考慮した規格ではないと考えられます。東西線を建設した際に富沢車両基地を共用することは考えらていたようです。 ![]() ![]() 2M2Tの4連で中間車を電動車としています。機器は中間車に集中させ37.0t、一方先頭車は保安機器とブレーキ関係のみで27.0tと大きく差がついています。これは粘着性能を向上し加速力を確保するのか目的です。 制動は電気制動つき電気指令式で、電動車の電気制動が付随車の分も負担する遅れ込め制御を採用しています。現在では一般的ですが、これを電機子チョッパ制御車で取り入れた事例はそれほど多く無いと思います。 住友製の台車(動力台車=SS105、付随台車=SS005)も特色があります。まず、外側に取り付けられたブレーキディスクが目立ちますが、これは踏面の損耗を防ぐためで、車輪の中心寄りには踏面清掃用の増粘着研磨子が取り付けられています。また、緩衝ゴム式の軸箱支持(シェブロンゴム)と軸ばねにエリゴが採用されているのも高速電車用では珍しい点だと思います。なお、枕ばねはボルタレス構造です。 唯一、意外なのが冷房機を搭載せず強制換気装置だけで済ましたことです。既に仙台都市圏では路線バスの冷房化がはじまっていましたが、地上区間も短いことから、このような判断になったのでしょう。 このような凝った施設になったのは、当時の交通局技術運営担当参事であった佐藤悳氏の思想・指導によるものだと思われます。佐藤氏は市電にも数々の新機構を積極的に取り入れられましたが、その集大成と言えるでしょう。そして氏の父上は、かの宮城電気鉄道に関わっておられました。宮電も仙台駅の地下ホームや50kgレールを国鉄幹線でも珍しい頃に採用するなど技術的・土木的特色が多いものでしたが、そういった先進性が佐藤親子を通じて市営地下鉄でよみがえったと言えるのかもしれません。 ![]() さて、仙台市交1000系電車は2004~2013年に更新工事が行われました。 このときに、制御方式は直流直巻電動機+電機子チョッパから交流誘導電動機+VVVFに変更されました。神戸市交や福岡市交の1000系など、様々な事業者で実施されたメニューです。また、冷房装置が取り付けられたのですが、これが他にあまり例がないキセがゴツい独特のものです。メーカーはどこなのでしょう。 これとは別に、内装にも手を加えられ、車いすスペースや連結面のドア設置のほか、座席部に仕切り兼用のポールが取り付けが行われたのですが・・・ ![]() 前面のスカートも無塗装のものに交換されています。なんとなくトミックスの113系を思い出してしまうのは・・・年齢がバレますね。 こんな個性あふれる車両ですが、間もなく置き換えが開始されます。 全車両同形なので、今が観察するチャンスだと思います。 ・余談 ごく一部のマニアは、この車両を見て「仙台の中抵抗」と口走ったりします。 ![]() それは、韓国鉄道庁→KORAILの「中抵抗」(1000系の中期増備車)に前面がそっくりなためですが、改めて写真を見ると、本当によく似ていると思います。ちなみに中抵抗の登場は1986年。果たして何があったのやら。 ・参考文献 佐藤 悳、大島 弘安、川畑 真一、関野 真一「仙台市地下鉄のトータルシステム」日立評論 1988年7月 佐藤 悳「新車ガイド2 杜の都 仙台のハイテク地下鉄 1000系デビュー」鉄道ファン290号(1985年6月)
佐藤 悳「仙台市地下鉄南北線の開業をめぐって」鉄道ピクトリアル485号(1987年10月) 鈴木 光雄「住友金属の台車」鉄道ピクトリアル アーカイブセレクション38
by hiro_hrkz
| 2023-08-31 00:57
| 鉄道(その後の電車)
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