
・醤油は小豆島の名産品。その工場の真ん中を県道が貫いている丸金前にて。
香川県には幾つかの有人島があります。その中で最も面積が大きく人口が多いのが小豆島です。
今回はその島内に路線を持つ小豆島オリーブバスの車両からエルガミオ系のKR・LRを取り上げたいと思います。
小豆島の路線バスは、もともと民間の小豆島バスが運行していました。しかし採算の悪化から2010年に撤退し、以降は自治体(土庄町、小豆島町)などが出資する第3セクターの同社が引き継いでいます。
さて、小豆島バスは日野を採用していたことから、小豆島オリーブバスも日野が主力となっています。また、全てが中型車です。

・小豆島オリーブバス 日野PDG-KR234J2 +JBUS宇都宮 2024年4月 土庄港
小豆島バスの再末期に導入されたKRです。小豆島バスは日野HRの9m車でノンステップ化を進めてきましたが、車種の統廃合でKRになりました。
もともと、小豆島バスは薄いベージュ色に青と赤の帯が入る塗装でしたが、ノンステップ車は簡略化したためかベージュ色だけになっていました。

・小豆島オリーブバス 日野S*G-KR290J1 +JBUS宇都宮 2024年4月 土庄・国際ホテル前
オリーブバスとなりましたが、車種は日野KRが引き続き採用されました。塗装は大きく変更され、明るいグリーンにオリーブのイラストをあしらったものになりました。

・小豆島オリーブバス 日野2KG-KR290J3? +JBUS宇都宮 2024年4月 小豆島町役場

・小豆島オリーブバス 日野2KG-KR290J4? +JBUS宇都宮 2024年4月 土庄港


・小豆島オリーブバス いすゞ2KG-LR290J5? +JBUS宇都宮 2024年4月 小豆島町役場
そして、現行のレインボーとなりました。コンスタントに導入され2ステップ車を淘汰したようです。
当初は日野ブランドで導入していましたが、最新導入車はいすゞブランドとなっています。両者の間に特に差はないようです。

個人的に香川県は高松琴平電鉄(コトデン)が目的で30年以上の間、毎年1回は必ず訪れています。しかし、コトデンの無い地域は・・・となると未踏の地が多く小豆島についても今回、はじめて上陸しました。
瀬戸内の島は橋で本土と繋がったところも多いのですが、その中で独立した島で人口・面積ともに最大の島が小豆島です。
現在は香川県の所属ですが、歴史的には島の西部が津山藩だったこともあり岡山県側との結びつきも強く、また島の東部からは直接関西方面へ向かう航路もあります。従って本土とのアクセス性はよい方で、その所要時間はフェリーでも1~2時間ほどです。このあたりは長崎県や鹿児島県の離島とは随分と印象が異なるところだと思います。醤油、ごま油、素麺、オリーブといった名産品があり、長らく離島振興法などの適用を受けていなかったことも、この島を特徴づけるものでしょう。
また、島の中央には標高のある岩山が占めており景勝地の寒霞渓が存在するなど、見た目にも離島というよりは本土の一部のような感覚を受けます。

平成の大合併では島一つで一自治体もしくは本土側自治体の一部になったパターンが多いのですが、小豆島の場合は当時の3町で統合が模索されたものの破綻。結局、島の西~北部(および豊島)の土庄町と、南~東部の小豆島町(旧・内海町、池田町)と2つの自治体にわかれています。
バスは特に人口が多く、フェリーの発着場所を結ぶ土庄~池田~草壁~安田~福田と土庄~池田~草壁~安田~坂手の2系統を中心に運行されています。両系統が輻輳する土庄~安田では1時間に概ね1~2本が確保されており利便性は高い方です。運賃も最高300円、一日券で1000円と廉価に抑えられています。観光客の多くにも利用されており、この手の離島のバスとしては利用されている印象を持ちました。