年末の雑感 ～楽しみを希う心～

今年も、無事に過ごせたことに
いろいろな場所へ行けたことに
たくさんの方に出会えたことに、あらためて感謝を。

・今年のまとめ

1)サイト
　昨年追加した「ことでん600・700・800の備忘録」に、いくつか新しいことを加えたほかは大きな更新はなく終わりました。実のところ、様々なことの時間配分を考えるとこれが拙サイト最後の大型コンテンツになると考えています。
　また、長らく拙サイトが利用していた「ぷらら」が2025年3月でホスティングサービスを廃止するため、全コンテンツをfc2サーバ(rinji99100)に移転しました。来年1月以降は、表紙も含めてfc2側のみを更新してゆくこととします。
　なお、ことでん600形に関しては、昨年ことでん当局が25周年に何もしなかったことを残念と書きましたが、いちばん新しい1974年製の車両が50年を迎えた今年、そのことを記念したヘッドマークを掲げたのはうれしいことでした・・・ただ、11月に見に行くつもりだったのですが、天候の悪化に伴い断念したのが個人的には残念でした。

2)模型
　前半は昨年の反動なのか、仕掛品を含めて6両が完成しました。内訳はキット組み立ての函館市電、ノス鉄を改造した自由形電車3両、そして長期ほったらかしにしていた金剛山電鉄が元ネタのセミフリーの2両です。ところが模型熱は7月のJNMA、8月のJAMで力を使い果たしたらしく後半は何も完成せずに終わりました。
　そのJAMで、久しぶりに正式な出展者となり拙作を多くの私鉄支線系自由形作成者の方と共に出展できたことは、このうえない喜びです。また機会があればぜひ出展したいと思います。

3)外回り
　久しぶりの離島オプション(五島、小豆島)にフェリー乗船(神戸～宮崎)、北海道への上陸と充実した1年であったと思います。個人的には30年ぶりの三山電車訪問が特に印象に残りました。バスも復調方向で、それなりの撮影枚数となりました。ただし宿泊場所の高騰はいかんともしがたく・・・。
　ところで青春18きっぷが実質的全く違う内容になってしまったことに頭を痛めている方も多いと思います。私もその一人でして、18きっぷは専ら東京120～180km圏(北関東3県の県庁所在地以遠と銚子、静岡、山梨)の往復用として使っていました。この距離圏は他にお得なきっぷが全くなく普通運賃にすると2.5倍になるため行くことを諦めざるを得なくなるかもしれません。せめて、スーパーホリデーパスの復活を・・・・

4)そのほか
　昨年、「マニアの研究発表の場がネットから同人誌・自費出版等に回帰している」旨を記しました。そのことに向けて今年9月以降、少しづつ用意を進めてきました。しかし、それに費やす時間は膨大であり、おそらく他のことは大半をキャンセルしないと成り立たないと思われます。いろいろなものを並立されてきた先達の皆様には感服するのみです。なお、第一弾として考えていたものは大半を書き上げたものの年を越すことになりました。来年は具体化させたいと思います。
　また、ご縁があり小田急のロマンスカーミュージアムで行われた、ことでんとのコラボイベントでの展示資料への写真の協力など新しいことも幾つかありました。こちらも、また何かご協力できればと思っています。

5)ニュース雑感
　ことでんの新車導入はまさに驚きの一報でした。伊予鉄の新車導入と共にローカル私鉄の車両導入が新時代に突入した感があります。一方で、西武鉄道の大量の中古車導入計画で小手指に小田急8000が入線しているのを目にしたときは、ショック以外の何物でもありませんでした。この従来の常識とはアベコベの状況に対し、中古車両の転用あるいは固定編成化が進んだ電車の転用について従来とは違う発想をする必要が生じているようにも感じます。
　こうした新車導入に対して、従来の譲渡元の大手私鉄との共通点を探そうと躍起になっていたり、あるいは魅力がなくなる旨を発言する人がいるのは残念です。ローカル電鉄は都会人のおもちゃではないことを自覚するべきでしょう。なにはともあれ、ローカル電鉄が新造車を入れることはこの上ない吉報です。素直に喜びたいと私は思います。

　能登半島地震およびJAL・海保機の衝突事故からはじまり、年末までいろいろと衝撃的なニュースとそれに対する党派性を伴う罵詈雑言が溢れた1年であったと思います。一方で、有名人の訃報に接した際に子供の頃から知っている方であることも多く、自分がそれなりの年齢になったことを認識しています。気が滅入る話題ばかりの今日この頃ですが、来年こそ明るい話題ではじまり、明るい話題が続く1年であって欲しいと願います。
今年も拙サイトをお読みいいただきありがとうございました。
それでは良いお年を。
きたる2025年が皆様にとって、あらためて福と幸いに溢れる一年でありますように。