今から20~30年前、移籍車を多数導入していた頃の群馬中央バスは三菱ふそうが大半を占めていました。その中に少数のいすゞ車が在籍していましたが、これがどれも少々いわくありげななクルマばかり。拙サイトでは
富士6Eを架装したLRを取り上げていますが、今回は川重架装の車両を紹介したいと思います。

・群馬中央バス いすゞP-LR312J +川重 1998年4月 高崎駅
見た目はごく普通のジャーニーで、方向幕が経由地と行先で独立した大型なのは群馬中央らしいところです。群22ナンバーなので旧い車であることが解りますが、一方で側面の行先表示まわりは他の場所から移設したから後から大型化したかと言った風情で、少々違和感があります。
実はこの車両、製造されたのが1983年10月と市販開始(1984年3月)よりもだいぶ前なのです。おそらくは型式受審などに使われた所謂「サンプルカー」だと推測されます。なお製造番号は2555321と中途半端なものになっていますが、いすゞの場合P-までは一号車であってもキリのよい番号ではなかったことに留意する必要があります。
同様の経緯を持ったCCMかCDMも保有していたようですが見ることはかないませんでした。
それどころか、当時の群馬中央のいすゞは稼働率が低かったのかどの車両も一期一会でした。