琴電の各種車両の仕掛をここで公開してから早11ヶ月。
その時、未だ片側面だけだったもと阪神車は
その後、他の車両にも着手し、5両(1051-1052,1053-1054,1061)が組みあがりました。
しかし、我ながら狂気の沙汰といいますかなんと言いますか。
全てグリーンマックスの阪神通勤車のキットをベースにしています。
しかし、1970年代以降に製造された車両がモデルの製品から、昭和30年代の阪神高性能車初期型車体にするには、窓などいささか無理があるのです。
最も製品に近い1053-1054から着手。両側先頭車の中ドアを埋め、中間車の窓回りを嵌めこむ改造をしましたが、これに加え乗務員扉を交換、屋根を深くするためにt0.5mmプラ板を貼って嵩上げ、雨樋は全面新製し、全面もヘッドライトを交換・テールライトの位置を変更などなど、かなり大掛かりな改造となりました。
続いて、余ったもう1両の中間車と、部品構成の関係上、1枚余分についてくる中間車の側板をベースに1061を作成。改造内容は1053に準じていますが、両端の窓を埋めて乗務員扉を新設するのが大きな違いです。
そして、これら窓を行かれた中間車の側板1両分と、余った屋根2枚を見ているうちに閃いたのが1051-1052。別の車両から窓回りを持ってくればなんとかできることが解ったためです。
この窓回りは、東急の青ガエルから持ってきました。リトルジャパン鶴見店で、バラ売りされていたものを購入。
側板と前面が不足するため、GMストア秋葉原で阪神先頭車のバルクを調達し、改造に着手しました。
しかし、1052の独特の裾形状は厄介でした。プラ角棒を接着したり挟んだりしてナンとか形にしました。
それにしても、原形を留めていません。こうなってくると、もはやキットは「芯」にしかなっていませんね。
ちなみに、1051-1052は後の阪神電車より短いので、模型でも長さを縮めています。
まあ、なんだかんだいいつつ、琴電の新時代を切り開いたもと阪神ジェットカーができたわけです。そのあと、これらを追い出した、もと「赤い棺桶」の作成に取りかかったのですが、リトルジャパンのキットということもあり、あっという間に組みあがってしまいました。
これをなんとか「ことちゃんこんぴら号」にしたいと考えているのですがねえ・・・、塗装で躓きそうです。
なお、次の着工予定は、元祖「こんぴら号」と「そ○うカラーのKO車」を予定。
前者は○○○○○の即板が揃ったので、いよいよ着工。
後者はGMセットの素組みの予定でしたが、色のカスレが激しいこと、また先頭車の電装もしくは中間車に前面を切り継いだ実車とは異なる部分も多いので、IPA漬けにするつもりです。