大東亜戦争に突入する前後、つまり1940~1942年にかけて、東京西部~西南部の私鉄各社は輸送力増強に追われ、各社新車を登場させています。武蔵野鉄道デハ5570、西武鉄道(初代)モハ200、青梅電気鉄道モハ500新、南武鉄道モハ150・クハ250、京王電軌400・・・
しかし、後の省線ロクサン形やED13から連想される戦時の悲壮感はなく、むしろ、どこか明るい感じのする車両が多いように思います。

・近江鉄道 モハ203 1989年7月 彦根
その一つが小田急デハ1600。小田原急行鉄道最後の発注車でしたが、京浜電鉄デ200と同じように完成は大東急成立後となりました。16m級の関東窓配置車ですが、窓の縦方向におおきく、特に明朗な感じがします。未だ人気があるのも頷ける話。
4000系に機器を流用して廃車になったあとは、西武所沢工場経由で各地に売られました。
画像は、近江鉄道に譲渡された車両。下回りは旧型国電の機器を使っています。
もっとも、車籍上は、もと東急サハ3101だった近江サハ101の改造扱い。
まあ、奇奇怪怪な籍ばかりの同社にしては、割に簡単なほうかもしれませんが・・・。
※2014.10.26 画像を交換しました。
なお、現在は台枠を使いモハ222に改造したことになっています。