バスでイレギュラーな仕様なら、そこそこの確率でヒットしますが
イレギュラーな型式というのは、なかなか見られません(あたり前か)。
その貴重な事例の一つが、今日のお題。
関東鉄道水海道営業所所属の車両ですが、貸切仕様の三菱MJなのに妙に長いWB・・。
「KC-MJ」であれば、続く文字は「218F」となるのが普通ですが、これは「219L」。
なんとも、不思議な車両です。
ところが、この型式、リコールのリストで車台番号を調べると、それなりの台数が製造されていることがわかります。
長いMJ・・といえば、某官公庁が大量に保有していました。
民間用にも売られていたと聞きますが、その実例を、私はこの1台しか知りません。
おそらくは、型式認定取得用の車両のなれの果てだとは思うのですが・・・。
関東鉄道 三菱KC-MJ219L +MBM 2001年12月 茨城県水海道市
こんな特殊用途用のMJ長尺車が、その後、中型バスノンステップ化の流れの中で
KK-MJ26HF改(KK-MJ27HL)として、形を変えて出現したのも面白い話だと思います。