お気づきの方も多いと思うが、このブログでは基本的に鉄道とバスを交互に取り上げている。
しかし、本家サイトの更新履歴を見ると、鉄道系コンテンツとバス系コンテンツの更新頻度の歴然たる差!
「創作『鉄道』資料館」を名乗りながらバス主体とは、まるで西鉄のようである(なんのこっちゃ)。
これは、サイトを作成した時点で、買収国電にしても神奈電にしても既に一度は別の形で完成したコンテンツを流用したのに対し、バスはゼロからのコンテンツを作成しWEBではじめて公開するものだったためである。
そしてもう一つ、バスは自分が書いている・・という実感を得られたことも大きい。
鉄道趣味は偏りがあるとはいえ情報は多く、また趣味の形態も、いわば既存のコンポーネントを流用し組み合わせることでも楽しめる。そして、あたらしい発見をしようと思えば、やたら深いところまで入り込む必要があり、趣味を細分化させている。ただ、私程度の人間では出きることも限られている。
結局、既出事項をなぞることになり、いまひとつ楽しみを見つけられなかった。
一方、バスは未開拓の世界だった。頼るものは少なく、手探りで進むしかない。
いまでも、ブログに書くことを確認する際に、鉄道なら本を漁ることが多いが、バスは自分のメモが頼りということがままある。
趣味の蓄積が浅いゆえ、初心者向けの基本情報すら作れない状態にあるのは今でも実は変わっていないだろう。
その分、基本的な情報であっても自分の視点を持てる自由度が高い。富士重工のバスについて、自分で確認してきたことを、あれやこれや書けるのは、相当に楽しかった。
鉄道趣味とバス趣味は、似て非なるものであると感じる部分でもある。
バス趣味は、独自で研究できる部分が、まだ沢山ある・・ということだ。
某事典サイトで独自研究は云々と・・書かれているが、趣味なんてものは独自研究の塊なのである。
それが、広く受け入れられて定説化しているのに過ぎない。
たとえば、エンジン開口部によるバスの見わけ方は、古くからバスマニアにはお馴染みの手法だが、
その内容は、メーカーの資料で裏づけがあるわけでもなく、ただマニアの観察結果にすぎないのだ。
だから、あの原則は、百科事典にふさわしくない趣味的な内容は止めましょう、客観的事実だけを書きましょう・・という意味なんだと解釈している。
いずれにしても、独自研究は楽しい。
その結果をうまく表現できたら・・・そして内容が人に伝わったら、もっと嬉しい。