よく、「幹線の列車、都会の通勤電車、ローカル線のどれが好き?」なんて聞き方がありますが、私の場合「ローカル私鉄」が好きなのであって、「ローカル線」だと、途端に興味が下がります。不等号であらわすと、興味の度合いは
ローカル私鉄(電化)=路面電車>大手私鉄>ローカル私鉄(非電化)=地下鉄>海外=専用線>JR通勤線>JR幹線>JRローカル線
と、こんな感じになります。
実際、JRのローカル線は、殆ど乗っておらず、関東地方でさえ、吾妻線、久留里線、水郡線(常陸大宮方面)、鹿島線は乗っていません。これは特定地方交通線転換の3セク各社も同じで、路線なり車両なりに興味を持って乗ったのは、LEカーが在籍する三木鉄道だけだったりします。
そんな中で、例外的に乗ってみたくなってしまったのが会津鉄道。
まあ、こんな編成の写真を見てしまったからなんですが・・・。

会津鉄道 AT-401 + AT-301 + AT-103 2007年8月 芦ノ牧温泉
JRキハ40改造の展望車 ・・・便所は車椅子対応。
JRキハ30改造のオープンカー・・・しかもドアが1箇所残っている不思議な構造。
新潟鉄工所NDC改造のお座敷車・・・
どれをとっても模型のフリーランスもびっくりな無茶苦茶な車両。
それが、1本の編成を組んで走る凄さは、純粋な地方私鉄では考えづらく、第3セクターだからできたものだとおもいます。
加えて、これですね。

2007年8月 芦ノ牧温泉
もと名鉄の北アルプス用キハ8500形。この車両が陣容に加わったことで、俄然私鉄という感じがするようになったとおもいます。
登山道国道として知られる国道289号線の甲子トンネルが開通し、より経営環境が厳しくなるかもしれません。この車両が、東武の複々線を爆走して浅草まで乗り入れてきてほしい・・・というのはマニアの勝手な願いに過ぎないのでしょうが・・。