広島電鉄の路面電車数あれど、個人的にいちばん好きなのは、この350形。
もともと宮島線直通対応車の850形として製造されたものの、後の車両増備で1971年に市内線用に転用、現在の形式に変更されたものです。

・広島電鉄 353 1998年9月 猿候橋町
1958年ナニワ工機製。
外見は後継の2001形とほぼ同一ですが、なんとなく前面のカーブが浅い感じもします。全体的にどっしりした感じなのは、むしろ同じメーカーの伊予鉄道モハ50あたりに通じるものがあると感じます。
主電動機は50kW×2、間接非自動制御を採用し、もと直通車といった感じですが、
一方で、いかにも路面電車の台車・・という感じの日車NS11台車を履いてます。
これで宮島線で飛ばしたときは、一体どんな乗り心地だったのでしょう。
※2014.08.04 画像を交換しました。